感動に満ちた毎日を送る

毎晩ベッドで眠りに入るまえに
今日は何人の声を聞いただろうかと
思い出してみる

家族や知人たち
街の人々

記憶へ意識を照らしてみれば
たくさんの声を聞いていたことがわかる

そのときは
やり過ごした会話があっただけだ

だがあとでこうして
「姿なき声」に再び耳を澄ませば
ただ発せられていた音
言葉として受け取り
自分はその言葉の意味だけを
考えていたことがわかる

言葉の意味は過去にも未来にも
振り子のように揺れ動くが
その声自体は
ただそこにあったものだ

だから言葉の内容を考えるのではなく
音そのものを思い出してみよう

優しい声やしゃがれた声
あなたはたくさんの音を聞いた

通り過ぎていく声たちの中を
あなたは歩んできた

眠りに入るベッドで今日聞いた声を
言葉ではなく音として観るとき
誰かの罵りも怒りも憎しみも
演じられていたドラマにすぎず
すべてが愛おしいものに変わりはじめる

そこにはただ自然が生み出した音が
発せられていただけなのだとわかる

赤ん坊の泣き声に
不快なものを重ね合わせるのは
それは言葉を知らない赤ん坊を
無理やり喋らせているにすぎない

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