自己管理の法(13)

自己管理術の本質は
何かわかるかね
管理をしないことだ

はじめは外部に管理をさせること自体に
意識を費やしてしまう
そこに煩わされる限り
現実は依然として重いままとなる

だから「管理をしない」とは
管理をしているということに
意識を向けないということ

やるべきことを外部に書き出し
それが絶好のタイミングで表示される

そうして無為自然の境地に入る

本質的に生きると問題は消える

あなたが改善すべきことの第一は
本質的に生きることだよ

それですべては解決する
問題は問題ではなくなる
あなたは人生を自由に遊び回れるようになる
本質的に生きるとは
「いまに在る」ということであるからだ

あなたは瞑想をするために部屋に入った
じゃあただ瞑想をすればいいのだ

瞑想するのに
喉が渇くから飲み物用意しておこうとか
時間がわかるようにタイマーセットしておこうとか
それらに意識を向けることは余計なのだよ

それどころか
今日の会社であった嫌なこと
明日の支払い
そんなことがなぜ浮かんでくるのかね

あなたとしては
瞑想をしようとしたときに
部屋が片付いている方が好都合だったし
明日の支払いなんかも勝手に流れていれば
すぐにコトにかかれたかもしれない

だけどもあなたはいつもそうならない
まったく関係のないことへ進出する
つまり過去や未来に掴まれてしまう

あなたが本質的に生きるとき
一切の余計なものが落ちる
ただ「やること」のみがそこにあり
あなたはそれと溶け合うかのように
サマーディできる

そのときあなたは世界のどんな物事も
自分の自由の中にあると感じるようになる
あなたの「自由自在性」が目を覚ます

だからといって生ゴミの中で
食事を本質的にしろといっても難しいだろう
意識するまでもなく
部屋は片付いている方がいいし
お金もスムーズに流れている方がいい

マインドトレーニング

私の日頃のメモタイミングだが
外を歩いているとき
シャワーを浴びているとき
何かが頭に入ってくれば‥すぐだ

ここが大事なところだよ

インスピレーション、
とっさに思い付いたやるべきこと

何かが頭に入ればすぐに記録する
なぜすぐかといえば忘れるからだ
あとで思い出せばいいと思っても
忘れていることすら忘れている

そして以前記したように
その「忘れている」は顕在意識の話であり
奥にある潜在意識のエリアでは
しっかりと握っている

あなたが反射的に起こす感情
それが「性格」の根源となる
潜在意識が深く影響したものだ

例えば異性に極度に緊張する人だとしよう

食事や読書をしているとき
あなたは「異性に緊張する」など
忘れていたどころか
そんな自分であることも知らない
だが潜在意識は覚えている

思春期の頃に異性の前で恥をかいたこと
辛い思いをしたこと
バカにされたこと

明確なシーンが残るのではなく
「感覚」のみが潜在意識に残る

だから読書中に異性が隣にきたとき
あなたの感覚No.1324566号が
瞬時に引き起こされる

全身は硬直のような状態となり
毛細血管は膨れあがり
鼓動は飛び出しそうなほど激しくなる

このように
いまそこで思い出せないこと、
それは思い出せないということを
思い出しているのだ
潜在意識の手中にいることがわかる

これが日常の中で数百に渡り起きている
だが幸運にも
その多くは外部にはき出せるものだ

頭に流れてきたものを
すぐに書き留めておくだけで
あなたの脳内は常にスッキリする
それがEvernoteの役割となる

またルーチン管理アプリは
あらゆるリピート設定が可能だから
あなたは日常生活について
何も覚えておく必要はない
絶妙なタイミングで教えてくれる

それら「外部的管理」が根付いて
はじめて潜在意識から放たれるのだよ

Evernoteの補足

今回は私のスタイルに沿った紹介をするが
あなたなりのパターンを見出してほしい

まず「管理していること」から離れるには
構造をシンプルにすること
これが前提となる

私はビジネスマンだ
特に決まった職業は持っていない
インスピレーションが起これば
それを流していくだけであり
特に何かをしているという感覚はない

それが結果的に
お金のストリームとなるときもあれば
ならないときもある
どちらでも構わない

職業とは表面的なものだ
すべては流れの仲介人
弁護士だろうがレジスタッフだろうが同じ
だから何でもいいのだよ

しかし以前は特定の分野のスキルを伸ばしたり
「なにをしたいか」などを決めてから
それを生かせる会社なり顧客を探していた
まさに「特定の分野」という制限に
囚われていることを意味している

しかしいつも満足のいく結果には
ならなかった
制限の枠が狭すぎたからだ

別の見方ではその小さな制限の中で
自由を得たともいえる
つまりその「特定の分野」の中で泳いでいた
意識は小さな枠にどっぷり浸かり
そして「その中だけで」どうにかしようと
四苦八苦していた

お金に限った話ではないが
すべては「流れ」だ

流れを流す枠、
つまり川を大きくすれば
流れは豊かになる
予測不能な出来事も増えてくる

制限の枠を大きくすることだよ

あなたが八百屋をやってるなら
野菜だけでプランを立てなければならない
それが狭い枠
だが店先に冷蔵庫を置いて
コストコで買ってきたケーキを切って売る
すると枠がひとつ広がる

安くで入る、その程度の考えだったが
店先で主婦たちがケーキを食べるようになる
そしていつの間にやら「集いの場」となる
これが予測していなかった展開
つまり未知の領域
枠を広げたあなたへのプレゼントだ

そこで簡単なテーブルとイスを用意する
紅茶やコーヒーもセットで出すようになる
野菜や果物を買ってくれた人は
ケーキセット100円引きと紙を貼る
枠がまた広がった

そしてお客の中から大口顧客ができて‥

こういう「ひらめき」をEvernoteに話かけておく
間違いなく5分後には忘れているからだ
忘れていることすら忘れている

例えば八百屋やケーキ、コストコ、100円引きなど
すべて単なる思いつきだ
指が動くままにすらすらと書いただけであり
マーケティングもないし
法的なことも入れていない
だが大事なのはこの「思いつき」なのだよ

ビジネスのはじまりかた

私は予測不能を愛している

だからビジネスを始めるときは
始めようとして始めることは一切ない

別メモの関連項目から出てきたものを見て
「八百屋でケーキ‥なんだこれは」と
電撃が走ればそれがトリガーとなる
脳内から完全に葬られていたメモだ
自分が書いたのかすら定かではない
スピリチュアルだね

あとはプロジェクトという枠を作り
「いまやること」が見えたら
本質的に動くだけである
それが私の「ビジネス」だ

 


Notes, タオ, マインドハック

 

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  1. まってるひと より:

    自己管理の法の続きはまだでしょうか?

    • 自分 -涅槃- より:

      すまないね
      本書を訪れる多くの人のマインドがあり
      その流れのなかで
      私にインスピレーションが起こる
      すべては流れのままなのだ

      そろそろ再開されるだろう

  2. 匿名 より:

    愚痴や嫌な記憶もevernoteに書くべきですか?

    • 自分 -涅槃- より:

      匿名さん

      次回に細かい話を記す予定だが
      頭の中にあることはすべて書きなさい
      すべてはき出すのだ

      書いた内容に価値を作るのではなく
      脳に隙間を空けることが大事なのだよ

  3. 匿名 より:

    返信ありがとうございます。
    分かりました。少しずつやってみます。
    墓場まで持ってかないといけない代物になりそう。笑

    • 自分 -涅槃- より:

      匿名さん

      遅くなってすまないね
      ブログのコメント返信が不調になっていた

      いいかい
      私はあなただ
      あなたの見ているものはすべてあなたなのだよ

      だからいつも安心していていい
      そこで見える景色も
      談笑している女子高生たちも
      聞こえる音も
      それがあなたなのだよ

コメント・質疑応答

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