出会いが人生を変える

出会いという言葉は、人間同士の関係についてよく用いられるけども、もちろん仕事や学問、趣味やスポーツなど、人生は様々な出会いにより活性化し更新される。

つまり「出会い」がなければ新しくならないということだ。シンプルだね。人生に最も必要なものとは出会いであるといっても良いだろう。

映画のとあるワンシーンとの出会い、本のある一行との出会い、偶然入った店の良い雰囲気との出会い、いつもと違う言葉で感謝を伝えたときの、家族の嬉しそうな顔との出会い。

これら出会いに共通しているのは「常態の変化」ということになる。つまり変化が出会いを生み出すということだ。

いくら満足できる環境を手に入れたとしても、人間には無意識という自動モードが働いてしまうから、すぐに物足りなくなってしまう。すると外ばかりに目が向いてしまって、宙に浮いたような実感のない日々が繰り返されるようになる。「あれさえ手に入れば充実するのに」といった具合だ。

その目的のために我慢を続け、やがてそれを手にするわけだが、手にした途端に欲求が解消されて、また物足りない毎日が始まってしまう。

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そうして気がついたら結構いい歳になってて焦り始めるのだけども、相変わらず「欲しいものを見つけて、それに向かって進む」という資本主義社会の模範のような生き方が染み付いているせいで、人生を総計してみれば、結局そのうちの数パーセントぐらいしか「充実したときがなかった」ということになる。

人生の9割は努力と忍耐、つまりその9割はあなたが1割の褒美を手にするために、社会へと捧げられてきたわけだ。その奉仕は他の誰かの1割へと還元されていく。社会はそういう仕組みになっている。

それは共存共栄の観点からすれば悪い話ではないのだけども、問題はその褒美の1割にしか、人生の喜びを見いだせなくなっているところにある。

お給料が入ったら何かを買おうだとか、今度の連休を楽しみにするとか、制限された範囲でのみ「楽しみや喜びを選ばされている」ということだ。多くの人々はその有様に気づいていない。ここに潜在的な人生の苦しみがあるのだ。

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