運命を変えるには

以下の話について
より詳しい解説をしてほしいと
よく連絡をもらうので手記にしておくよ

──

不幸から逃げようとするのではなく
むしろその不幸を”着る”ようにして
自分自身と密着させて生きること

八方塞がりな困難な状況に陥ったなら
もうそういうものだと「諦める」こと

──

つまり不幸から離れたいのに
“運命を変えたい”のに

どうしてそれから逃れる努力を
したらだめなのか、ということだね

たしかに運命を変えるには
「運命に従わないこと」が大事なんだけども

ところがある不幸な運命に陥ったとき

「この不幸な運命に従わずにいよう」
「運命に逆らって道を切り開いてやろう」

と考えている自分がすでに
運命のシナリオに書かれた通りのことを
してるんだ

そもそもの運命を自らで確定しているのであって
当然その戦いには
運命通りの苦難が待ち受けている

つまり運命を変えるには
逆説的なルートを辿らなければならない

では「運命に従わない」とはどういうことか

 

家政婦の不運

外国のよく語られる寓話的な小話に
こんなものがある

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