困らない人生を実現する

いまの状況から逃げ出して自由になろうとするのではなく、いまその状況のなかで自由にならなければ、どこへいっても同じことになる。

だがそれはいまの状況を我慢していれば自由になれるということではない。

そもそも「いまの状況」とはなんだろうか。どうしてその状況にあなたはいるのだろうか。それを正しく知っておかなければならないのだ。

時代や社会という土台がある以上、あなたが社会的に生活しながら真に自由になりたいならば、それを理解することは不可分の関係にある。

だから「楽しいなにかを街で探そう」とか「もっと楽な職場があるはずだ」などと外に期待するのではなく、まずはこの社会がどういうものであるのかを知っておかなければならない。

お金に関してもそうだ。ルールを知らないのにゲームをしているようなものであるから、突然のハプニングに理不尽を感じたりするわけだ。

社会や経済を詳細に語ってしまうと文量が無駄に増えてしまうので、要点を抽出しながら話を進めていこう。

1.

さて、いまは21世紀にある。時代というのは人間が様々なことを思考し続けてきたその系譜の一面である。だから歴史の長さとかそういうのは頭に入れなくてもよい。あのとき人はこのように考えていて、そしていまはこのように考えている、その程度のものだ。

大事なのは、私たちはその時代の思想に完全に巻き込まれているということ。たとえば何かを選ぶとき、その基準は完全なオリジナルではない。時代があなたを通じて選択している。言動も感情表現もそうだ。

作家や音楽家もそうであり、あらゆる芸術作品はその者を通じた時代の決算でしかない。もちろんそれは表現方法や取り扱うテーマのことであって芸術の真髄はそこにあるのではない。だがそれは別の話になるから今回は置いておく。

斬新だといわれるものであっても、それは単に「新しい組み合わせ方」にすぎず、やはり人間として生きている以上は、人間の「理解の範囲」に留められたものになる。誰にも理解できないキテレツなものを作る者もいるが、それはその時点では何の効果も及ぼすことはできない。

言いかえれば、人類が理解できるギリギリの範囲を提供するからこそ、人類の理解は限界を拡張できるのである。それが時代の変革の動力となる。

つまり人間世界とは、自然環境に摂理する肉体という意味での「総体」とは別に、人類が蓄積してきた「思考という総体」があるということだ。

2.

17世紀にあった市民革命によって絶対王政が終焉し、世の中の主権は国王から民間の手に渡り、そして18世紀には資本主義社会が完全なものとなる。

その直後の産業革命というノリに乗った時代の勢いを受けて、様々な「限界点への提供」が繰り返されてきた。経済はもちろん、それに伴う数々の発明品が生まれ、科学や哲学、文学、娯楽など、新しい時代へ向かう流れに人々は触発されて、どんどん新しい思想が提案されるようになった。

当然貧富の格差も加速化していく。そもそも資本主義というのは「自由な競争」を原理としている。ゆえに勝ち負けの世界である。それはどういうことかといえば、スポーツの大会などでも同様に優勝するのはひとりだけだということだ。

つまり失業者が増えて貧困者が多くなるほど、資本主義は健全に発展していることになる。この大前提を頭に入れておかなければならない。

よってあなたが物質的な幸せを享受しようとする行為のすべてが、どこかの誰かが「自らが勝つため」に仕組んだものなのだ。だからいまの社会はどこを見渡してもその集まりであり、いわば経済とは「欲望の体系そのもの」だといえる。

3.

じゃあ他人を蹴落としてでも戦い続けなければならないのかといえば、それは危険な賭けとなる。

ここでひと呼吸おこう。

いま経済という大きな話をしているように感じているかもしれないが、先にも言ったように、人間は思考の総体として存在している。

だから冒頭で書いた「いまの状況から逃げ出して自由になろうとする」という考えはこの社会そのものを表している。もっといえば「操られた考え」でしかないということだ。なぜなら社会のなかでの自分の立場に納得がいかず、社会に勝とうとしているからだ。

ここに気づかなければならない。どの職場やどんな相手と関わってもやはりその原理が働いている。言いかえればその原理に気づいて、その無意識的な支配から逃れた先に真の自由があるということだ。

4.

ではいまある状況のなかでどうやってそれを見出せばよいのか。

まず人間とはなんであるのかを調べることが大事だ。これは日頃の対人関係でもそうである。相手の言動の「内容」に即座に反応するのではなく、彼らも操られた存在であると知り、それを知った上で対応するようにすれば、あなた自身が無意識ゾンビのネットワークから外れることができる。

そのとき、ほぼすべての人が「違う着ぐるみ」を被っているだけの、中身が同じ一者(つまり思考の総体)であることを理解するようになる。

これを「悪用」すれば、確かに恋愛も商売も成功を収めることができる。

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