思い出の場所
駅前の交差点は
毎日多くの人が通り過ぎる
もしかすると学生だった頃のあなたは
友達とその駅前で立ち止まりながら
互いの将来を語り合ったことがあるかもしれない
「へえ、進学じゃなくて就職するんだ」
「そう、親がうるさくてね」
そんな他愛のない会話だったけども
大勢の人が行き交うその風景のなかで
あなたと友達しか知らない
二人の時間があったわけだ
そうして街を眺めてみれば
あの路地も
あの道路脇のガードレールのあたりにも
きっと誰かの思い出があるのだろう
むしろそうした思い出の場所こそ
その魂が何かを描いたポイントであり
大きな流れのなかで
小さな幻想が
蛍のようにぽっと光を生み出すんだ
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だからもしあなたが
街や学校や神社なんかで
私たちの魂の痕跡を感じられるとき
Notes 世界, 唯我独尊, 奇跡, 循環, 悟り, 生命, 真実, 神, 神秘, 観照, 輪廻
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