正直者は損をしない
利口さにも種類があるけども
そのなかで最も無用なのは
“ずる賢さ”だね
なぜなら相手を出し抜いたり
ありもしないものをみせかけたりするのは
自らの行き場を狭めているだけであり
結局その人の世界は
どんどん不幸になっていくからだ
ずる賢いというのは
つまり相手を騙してるということだけども
偽らず正直にやれば
すべては綺麗に流れていくのに
自分も相手も
心に重いものを負わずいられるのに
だから素直に淡々とやってればいいのに
それができないのは
自分が損するのが嫌だったり
どこか理不尽を感じていたりするからだろう
だがね、ずる賢さをやめて正直者になれば
流れるものがただ流れている世界を
目の当たりにするわけで
何も損していないのだと気づくんだよ
むしろ「損得の存在しない世界」を
知らなかったからこそ
ずる賢くないとだめだったのであって
ゆえに本当に利口な人というのは
Notes あるがまま, ゼロ, タオ, 幸福, 幻想, 楽しむ, 無為自然, 生き方, 観照
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