あなたの世界はなぜそうなのか

毎日の暮らしがあって関わる人々がいる。あなたの世界がそこにある。でもその慣れ親しんだ世界は「どのようにして」あなたに見えているのだろうか。今回はその解明について進めよう。世界が見えているカラクリを知ることで、あなたは神秘の鍵を手にするだろう。

1.

まずなんでもいいから目の前にあるものを見つめてみる。コーヒーカップでもいいし、丸まったティッシュでもいい。それが机の上にあるとしようか。

ではそれを見つめてみる。そのときにこちらだけが見ているのではなく、あちらもあなたを見ていることを感じてみる。実際そうなのだ。「それを見る」ということは、相手があなたを見ていることにある。つまり相互の視線が交わされている、すなわち「交感」の状態にある。ゆえにそれがそこにあるということを知り、「同時にある」ということを知らされるのである。

さあその対象物を見つめてみよう。あなたはその対象を見つめている。あちらもあなたを見つめている。

2.

ここでもうひとつだけ重要な理解を開く必要がある。

そこにあるコーヒーカップをあなたは対象として見つめているが、実はあなたが「対象として本当に見ている」のは、そのコーヒーカップを通り過ぎた先にあるものなのだ。

つまりコーヒーカップの向こうにあるものを見ている。またその向こうにあるものが同時にあなたを見ている。その互いの視線の「重なり合っている中間地点」にコーヒーカップの像が浮かび上がっているのである。その像を「現象」とよぶ。

図面でいえば、矢印の手前側が「あなた」で、カップを通り過ぎた向こう側に「対象」がある。だがどうしてそれはコーヒーカップという現象を結ぶのだろうか。それは「あなた」と「対象」がそれぞれ持っているイメージが「一致しているから」に他ならない。

コーヒーカップであるならば、その色や質感、机の上でコーヒーカップとして形どられているシルエット、つまり「素材や形」があなたと対象との間で交わされている。哲学的にいえば「質料と形相」がそこに一致することで、現象が浮かび上がっているのである。

3.

ところでなぜイメージは一致するのだろうか。

それはそもそも「あなたと対象は同一のもの」であるからである。

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