良い夢をみようとする習慣が良い現実を作っていく

よい夢を見るためにおすすめなのは
小さなことでもいいから
心に引っかかっているモヤモヤを
ひとつ片付けてから眠りに入ることだ

その日の良かったことを
思い浮かべるよりも効果があるだろう

どんな小さなことでもいい

クローゼットを整理したとか
読みかけだった本を完読できたとか

何かが片付いたとか
やり遂げられたとか
そんなスッキリした実感
満たされていること

心のなかでもつれていたものが解消されること
その解放感のまま眠りに入るわけだね

するとよい夢をみることができる

「自分はクローゼットが乱れていても
なんとも思わない」

そう思っていたとしても
乱れていると”わかっている”なら
とにかく片付けてみることが大事である

なぜならその目的自体に
喜びを見出すわけではないからだ

つまり物事の内容が重要なのではなく
心の残存物が解消したという実感こそが
真の成果となる

“悪夢”を生み出すのは
出来事の内容や大きさではなく
「心が何かを掴み続けている」こと
その負担感にあるわけだね

詳しくは後述するけども
その背負っている荷物から
様々なことが”真実化“していく

そうして悪夢に閉じ込められていく
というわけだ

だから良いものを求めて
悪いものを塗りつぶそうとするのではなく
すでにあるものを解消すること
そもそもの根を絶つこと

これがハピネスの真髄なのである

 

集めるよりも捨てる

実際「達成と解消」は同義といえる

達成とは何かを得られたのではなく
それまでのモヤモヤから
抜け出せたということにあるからだ

散らかっているが気にならない
といったところで
それは合理的な思考の算出にすぎない

だが気にならないとしている
その物事の「存在」は
潜在意識が掴み続けている

散らかっていることを
“知ってしまった”のだから
片付けない限りは
心の深層に配置されたままとなる

つまり物理的な整理が達成なのではなく
心の配置物を手放すこと
真の達成というわけだ

同じ例でいうなら
何かを勉強していくら知識を得ても
その知が積み重なるだけでは
どこにも到達しない

頭でっかちになって
ふらふらと不安定になるだけである

そうではなくその学びによって
それまで自分の中で積み上がっていた
何かが崩れ去るからこそ達成するのだ

その意味では
難しい知識を自分のものにして
人生の何かが解消することと
読みかけだった娯楽小説を完読したことは
まったく同じカタルシスにある

あなたが難しい哲学書を読んでいる傍らで
親が昼のメロドラマを観ていることは
同じ境地に到達する

どちらが偉いとかそんなものはありえず
潜在意識の蓄積物が”浄化”されること
心が解放感に満たされることは同じなのである

だからよい夢をみたいならば
良い想像を積み立てるよりも
日頃己を縛っているものから
解放されることの方が効果的となる

「良かった物事に集中する」とは
ポジティブな深さ、広さが違うわけだ

縛っているものが
どんな内容であるかは関係ない
物事の大小はまったく無関係だ

潜在意識が掴んでいるものを手放すこと
ならば今夜は
「よい夢」をみることができるだろう

 

脳科学のアプローチ

さて、察しがついてるかもしれないが
これは夢の中だけでなく
現実空間もまったく同じ原理にある

だがその話のまえに疑問をいくつか
“解消”しなければならない

まずなぜ心が解放されると
よい夢になるのかということだ

そもそもなぜ私たちは眠るのだろうか?

単純に思える疑問だが
実は現代の最先端の科学においても
確定した答えが出ていない

これが「難問」である一番の理由は
脳は熟睡時でも覚醒時と同じように
活動し続けているからだ

むしろ眠っているときのほうが
覚醒時よりも脳のエネルギー消費は
大きいという実証すら出ている

じゃあ脳が休むわけではないのに
まして他の器官や細胞は
四六時中活動し続けているのだから
なぜ意識を失ってまで眠る必要があるのか

そうした無防備になること自体
生物進化の要件であるはずの
自然淘汰の理論に
矛盾しているのではないか

つまり何億年もの熾烈な生存競争があり
環境により適応した種だけが
いまこうして生き残ったのではないのか

なのにどうして危険な無防備状態を
毎日晒す必要があるのだろうか

科学はこうして”難問”に
ぶつかってしまうわけである

この答えは「世界」は己の外ではなく
実は内側にあるという理解によって
扉は開くのだがそれはまだ置いておこう

神経科学によれば
脳が完全に休息できるのは
私たちが死んだときだけだという

たとえば私たちが日中に活動しているとき
それは外部や内部の様々な刺激に応じて
脳が活動をしていることにある

このように内外の刺激を
「取りまとめる」ことで
その結果として自己意識が生じる

つまり”自分”が出現するわけだ

では「取りまとめ」をしないときは
どのようであるのか

深い睡眠や麻酔で眠っているとき
また目が開いているが自己意識のない
植物状態がそうだね

そんなとき脳はどのような状態にあるのか

それは信号待ちの車が
アイドリングしているようなもの
スマホが何も操作していないときでも
OSは稼働し続けているようなものだ

つまり完全に静止しているのではなく
どのような状態にも動き出せるような
スタンバイの状態にあるといえる

自己意識を形成する
「取りまとめ」がないだけで
内外の様々な刺激が
無秩序に行き交っている状態にあるわけだ

だから意識を有しているときと変わらずに
脳はエネルギーを消費しているわけである

眠っている最中を
イメージするとわかりやすい

ノンレム睡眠(夢見のない深い眠り)から
レム睡眠(夢を見ている眠り)に移行するとき
それは大脳が活動のなかで
「取りまとめ」を開始したことにある

だが取りまとめられるのは
情報のほんの一部であり
その意味で「自分」は自ら気づいていない
膨大な可能性のうちに現れているといえる

このアイドリングの状態を
安静時脳活動」と呼ばれるが
言いかえれば無意識のことだ

つまり無意識という常時活動のなかに
時折、自己意識が生ずる

安静時脳活動の保持のために
自己意識が生成されていないときも
脳は大量のエネルギーを消費し続けており
そうした基礎の稼働があるからこそ
意識の生成が可能なのである

 

自分は本当は何から生まれたのか

さてここからが重要となる

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