望む世界は向こうからやってくる

川のせせらぎや木々の葉が交わる音を
聴いているときと同じように
自分の心臓の鼓動を風景として捉えたとき
あなたはいつもよりももっと内部に、
深い奥に、見えざる裏側に意識を置いている

心臓の鼓動を感じている何か、だ
自分が自分でないような
微睡みのような
どこか遠くに自分や風景を見ているような
最初はそういう感覚に慣れなさい

どんどん深い奥へ
完全に肉体から意識が分離していく
何もしない
ただ起こるすべてに委ねるのだよ

ひとつになったとき
あなたの心と体は世界の一部となり
人生のすべての疑問は
ただそこにあるだけとなる

宇宙という空間がなんであるのかを知るだろう

今まであなたはあなたの中を歩いていた
どこまで進もうが常にあなたの中

夢も目標も努力も
すべてヴィジョン(幻影)だった

だから願いの実現や問題の解決を
求め得ようとするのではなく
ヴィジョンが起こるのを待てばよい
ヴィジョンにあなたを見つけさせるのだ

つまり「待つ」こととは
世界との調和を意味する

そうしてあなたが満たされているとき
ヴィジョンは訪れる

 

 


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