人を愛するということ(1)

他人を愛することができないとか
逆に恋愛で相手にハマりすぎてつらいとか
人々はこうした悩みがつきない

似たケースのメール相談が届いているので
手記にしておくよ

さて上の2つだが相反しているようで
実はどちらも同じことをやっている

よく愛と憎しみは紙一重というけども
それはそもそも同じことをやっているからだ

現実世界に現れる他者の姿とは
それはあなたがつくり出した幻想であって
つまり欲望が姿形となったものにすぎない

いまもそうだが
こうしてあなたが日頃体験している世界は
あなたの意識上にのみ現れている

そしてここに現れるものは
無意識(潜在意識)から選ばれてやってくる

意識(顕在意識)→体験している現実空間
無意識(潜在意識)→その体験データの貯蔵庫

わりと単純な仕組みなのだよ

で、どうやって選ばれるかといえば
それはあなたが欲望しているからだ

欲望といっても
欲しいというものだけじゃない

欲しくないという拒絶も欲望となる
現れてほしくないという「望み」だね

街を歩いていたら前から苦手な
タイプの人が現れたり
会社の上司が嫌いだったり
それらも欲望として現れている

もちろん相手に魅了されて
その人のことばかりを考えていることもそう

すべて欲望を通じて
潜在意識から選択されたものだ

まずここで理解しておくべきは
何もかもが欲望(望み)によって現れているということ

そこにボールペンがあることも
それで書こうと思ったらインクが出ないことも
またシンクロニシティや奇跡的な偶然なども
いまこれを読んでいることも
読みながら何かを思っていることも

すべてはあなたが
無意識的に望み続けていることが現象として
つまり「この世として」現れているのである

言葉を変えれば、それを「信念」という

 

1.

さてここである解決不能な問題が起こる

「あの上司をどうしても愛せない」というとき
その上司はどうして現れているのだろう?

そもそも「拒絶対象」として現れているのだ

つまり「あなたの拒絶の対象」である
その上司を愛するということは
たとえば嫌いな虫がいてそれを無理やり
好きになろうとしているようなものでしかない

つまりあなたが上司を嫌いなこと
それは「そう」なのだ

それは決して間違えてはいない
あなたの望みの通りに
現れているのだからね

逆にある異性に恋い焦がれて
愛しても愛しても全然満たされず
何も手に付かず振り回されているならば
どうにもならない断絶が起きない限りは
それは永遠に続くことになる

なぜならその相手も
あなたの「望みのまま」に
現れた存在であるからだ

では愛するとはどういうことなのだろう?

愛せない人は決して愛せないし
愛そうとする相手には溺れ続けてしまう

それじゃまったく
愛に包まれた世界なんてありえないことになる

実際多くの魂はこんな世界にさまよい続けている
意識と無意識の関係すら知らないからね
妬みと憎しみと期待と失望の世界だ

しかしそれにしてもいったいどうすれば
この矛盾を克服できるのだろうか

 

2.

ここで現実世界の原理について
もう一歩踏み込んでおこう

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