生物的に苦悩を浄化する
物理的な何かを介さずに
すっきりする方法がいくつかある
たとえば思い切り泣くことや
よく眠ることだ
しかもそれらは
お金をつかった何かよりも
断然に効果的である
泣くというのは溜め込んでいるものを
解放するということにある
つまり人間固有の浄化方法といえる
それだけ人間は見えない何かを
抱え込み続けてしまうのだ
だがその抱え込みから逃れたいばかりに
胸の奥に閉じ込めてしまう
よって泣くことは
それを素直に認めることにある
泣くことでその「見えない何か」は
幻想であることに気づくことができる
つまりここにあるのは
いま感じているものだけだとわかる
それが心的な浄化のプロセスにある
1.
眠りによる解消も同様の原理にある
仕事は朝一番が最も捗るといわれるが
それは余計な心の壁が
まだ作られていないからだ
1日が経過していくほど
どんどん何かが心に積もっていく
深く眠ることでその何かが忘れ去られる
つまり手放されるということだが
いったい何が手放されるのか
言いかえれば
いったい何に人は苦悩しているのか
その答えを掴むことだ
決して他者や社会、現状が
あなたを操る力を持っているのではない
それらは風のようなものであって
吹かれてふらふらと舞っているにすぎない
つまり自ら操られているのである
それは外部に影響される状態を
自分で作り出してしまっていることに原因がある
2.
睡眠について少し書いておこう
日中の活動がメインで
睡眠はその補助的なものだと捉えずに
1日の重点を睡眠へ置き換えることは重要となる
余計な「何か」が綺麗に葬られるからだ
それが消え去ったときに
あらゆる物事は完全な光を放つことができる
つまり幸せに満たされるかどうか
暮らしや仕事など充実したライフスタイルを
満喫できるかどうかといった「心的な作用」は
生物学的な影響が大きいということだ
睡眠時間は諸説あるが
自然に生息する動物をみた場合
まず草食動物や肉食動物とで違いがあり
そしてそれぞれの習性によって細分化される
草食動物は3時間程度と短い
それは主に肉食獣からの
危険回避が影響している
そのため牛や羊は
眠っているのか起きているのか
どちらともいえない
常にボンヤリした状態にある
半分眠りつつ草を食べている
危険から逃れることもできる
いわば24時間かけて
浅い睡眠状態にあるわけだ
ただし危険のない牧場で
飼料を栄養の良いもの変えると
ボンヤリした状態は減って
めりはりのある覚醒と睡眠に変化する
睡眠時間は深く長くなり
シャキっとした活動をするようになる
肉食動物は狙われる危険性が低いこと
そして食べ物の消化時間が長いため
ノンレム状態(深い睡眠)が多くを占める
犬や猫は13時間前後
大型の肉食獣は15時間前後となる
3.
先の牛たちのボンヤリ状態だが
これはまさに現代の人々が
陥っている状態であるといえる
睡眠障害によるミスや事故も多く
それらは日頃の食べ物や生活の環境が
大きく関係しているわけだ
また牛たちと違って
人は社会的なストレスに曝されているから
自律神経は常に不安定な状態にある
そこに物理的な解決を図ろうとする
完全に肉体が癒えていないのに
スポーツや遊びで発散しようとしたり
アルコールなどで麻痺させようとする
それらは余計に負担を与えているにすぎない
人は「目に見えるもの」を信じすぎて
「目に見えない力」を使おうとしない
だがこの世界に己が存在していること自体が
見えない力による恩恵であるのだ
そのことを理解してそしてその力を
活用していくようにしていかなければ
「正しい解消」は成されないのである
人間の睡眠時間は8時間が
理想的だと言われているが
それは社会的な背景を考慮のうえで
統計的に出されたデータにすぎず
生物的には適合しているとはいえない
なぜならこれほどまでに鬱的症状やら
本来持ちうるはずの「動物的直感」が
欠落した生物は他にいないからだ
この地球上で自らで「不幸」を作り出すのは
人間だけであるが
それは生命のリズムと同調していないことが
第一の原因にあげられる
Notes あなたの世界, あるがまま, ネガティブ, マインド, 不幸をやめる, 世界を変える, 充実感, 幸せになる, 幸福, 心, 感謝, 楽しむ, 生き方, 観念, 観照
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