世界から呪いの魔法が解ける

いつも話していることだけども、人は自分で苦しみを作っている。思考することによってわざわざ作り出している様子にある。

こうして話すと「じゃあ苦しい思考をしないようにするにはどのように思考すればいいのか」と返事が戻ってくる。だがそのように捉えてしまうと抜け出す出口を見失ってしまう。

たとえば巷にあふれている人間関係の攻略法とか人生を前向きにするポジティブシンキングとか、確かに読んだ瞬間はそれでいいけども、いつもこんな疑問が起きているはずだ。

「問題はどうやってこれを忘れずに覚えていられるか」

苦手な相手や恋人のいい加減さに、その場の感情に振り回されずにロボットのようにその方法書を思い出して実行し続ける。これはある意味で間違えているが、別の意味ではこの「ハードルを感じていること」がひとつの勘所ともいえる。

1.

さて話をもどそう。人は思考することによって苦しみをつくりだしているが、その「思考」とは己自身が自由に思考しているのではなくて、決まったパターンに従っているものでしかない。

言うなれば、思考とは「積み木」のようなものであって、単独では何の罪もない物事が積み上げられていくこと、そうして積み木が完成していくまでの「手順」が思考と呼ばれるものとなる。

積み上げかたや並べかたのことだね。

さらには毎回その「同じ手順」で積み上がった完成品こそが、己が捉えている現実世界となる。

だから大半の人々の人生の光景とは、単に要素が入れ替わるだけで、いつも同じ形式にある。新しい恋人ができても新鮮なのは最初だけで、結局は以前の恋人と同じような苦悩にはまりこむ。

いまの住まいがぱっとしないからと、無理をして高い家賃のところに引っ越したところで、大してなにも変わりはしない。やっていることの「核(捉え方)」は同じなのだ。

思考と現実の関係はこのように密接でありながら、その根本となる思考パターンが定められている以上、それは同じ現実を繰り返すことになるわけである。

2.

だから日頃自分が採用している思考手順、つまり法則から離れなければならない。

そのためには

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