ある一匹の猿

あなたは人々のことをよく知っている。家族や友人、会社のひとたちのことをね。箱の隅々までライトを照らしているように、よくご存知だ。他人博士とでも言っておこう。

だがあなたは自分が何者であるかについてはまったく無知である。

その時々の気分で性格は変わるし、さっきまで弱っちい人間だと思ったら、流れてきた音楽ひとつで別人のようになっている。その逆もよくある。

あるときは愛を語り、あるときは憎しみを語る。

他人だって同じように愛や憎しみを語るけども、あなたはそれを総合して「そのひと」という枠に入れている。だけども自分については枠が定められない。ときに愛のひとであり、ときに憎悪のひとなのだ。

あなたは誰なのか。距離が近すぎてそれはわからないだけなのか。確かに富士山に登っているときは、写真で見るような富士山を知ることはできない。じゃあ遠く離れたらあなたはどのように見えるのだろうか。

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  1. ダテキヨ より:
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    • 涅槃の書-自分 より:
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  2. tamatama3 より:
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    • 涅槃の書-自分 より:
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