太陽と地球のあいだ

人間は幻想に包まれている。そのなかで配役を割り当てられて、対人関係やお金や健康といったドラマに振り回されている。

スピリチュアルや宗教で言われる「目覚め」というのは、そうした幻想を超えるということであり、それは同時に「望みの幻想を作り出す」ということでもある。人間とは何らかの幻想のなかに組み込まれて存在するしかないからだ。

つまりその原理を俯瞰したところに、現実上の諸問題の解決だけでなく、生や死の解明の糸口があり、また愛や幸福の木漏れ日が優しく揺れているのである。

よく私が本を読めというのは、哲学にしろ歴史や経済にしろそれらを学ぶことで、その知識に埋もれたり、それを武器にするためではなく、まったくその逆で自分がどのように騙されているのかを知ることにある。

言いかえれば、これまでの人類が作り出してきた「幻想のなか」に私たちは生まれてきたのであって、どんなに崇高な宗教の教えや、どれほど普遍的だと思っている恋愛概念や数学式であろうとも、それらはすべて人の手による「作り物」にすぎないことを見破るということ、つまり人生を制限するのは、人生そのものであり、その人生のフォーマットがどういうものであるのかを突き止めることによって、その中に巻き込まれずに超越した視座から己の幻想世界を気軽に楽しめるようになるわけである。

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