自分だけが嫌な思いをするのはなぜ?

自分だけが損ばかりしてる気がする

どうして自分だけが
嫌な思いをするのだろう?

本当のことがわからないゆえ
もどかしいわけだが
しかし本当のことはいったいどうやったら
わかるのだろう?

いつか誰かが「本当のこと」とやらを
教えてくれるのだろうか?

そうじゃないんだ

本当のことなど存在しないこと、
むしろ本当のことが存在できないことこそが
私たちの魂の根本的な構造であり
だからこれはあなただけでなく
誰もが感じていることにある

 

本当のことはわからない

たとえば
「最近どのお店も店員の態度が悪い
時代の変化かな
腹が立つだけでなく寂しくもなります」

そんな話が雑誌の投稿欄に載っていたが
変わったのはその人のほうにある

「店員の態度が悪い」とか
「なんか自分だけ扱いが悪い」とか

もちろん「本当のこと」はわからない
繰り返しとなるけども
本当のことなどありはしないからだが
しかしそれゆえに
現実を描き変えることができるんだ

たとえばコンビニに入ると
「いらっしゃいませ」と声をかけられるね

だが自分は客なのだから
そう挨拶されて当たり前だと
思っていないかな?

これも「本当のことはわからない」が
もしかするとお客さんの大半は
“当たり前”だとは思っておらず
「いらっしゃいませ」と言われたら
会釈したり笑顔で応えたりしているかもしれない

あなたが店員ならどうだろう?

もちろん客によって態度を変えるのは
常識違反となるかもしれないが
こちらが声をかけてもぷいっと無視して
自分の用事だけを済ませる人には
嫌な気分になるかもしれない

何もいわずにトイレだけを使っていったり
持ち込んだゴミを置いていったり

あなたの心のなかでは
自分もみんなと同じように
生きていくために社会活動しているわけで
「なんだあの人」と冷たい目でみるかもしれない
それが無意識に態度に出るのかもしれない

だからもしかするとその投稿者は
知らずのうちにそんな「無自覚な自分」を
棚上げしているのかもしれない

だがその高みにある自分の目から
見下ろしているがゆえに
店員の”態度”が目にとまってしまうのかもしれない

もちろん(わざと何度も繰り返しているが)
「本当のこと」はわからない
なぜなら己のみている位置で
世界の光景はいくらでも変わってくるからだ

先の店員の心情にしても
いまの自分ではない立場からみれば
まったく別の意味
聞こえてくるかもしれないわけで

つまりそれは
この世が”そのようにみえてくる構造”に
己の魂(=自己意識空間)がいまあるということだ

 

天使のメッセージ

学校や会社でよくあることだが
これまでなんだか窮屈で理不尽を感じていて
ところが事情を聞いてみたら
「なあんだ」と納得できたような
そんな経験があるかもしれない

ずっと自分だけが疎外されていると思っていたが
聞いてみればまったくそういうことでなかった
みたいなね

それを教えてくれた人は「親切な人」であり
あなたの世界に現れた天使だといえる

だがここでも見落としてはならないのは

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