ハードルは高いほどくぐれる

よく格言として語られるものだが
これは願望実現や現実変容において
とてもよい題材だといえる

ハードルの上を超えるのか
それとも下をくぐるのか

ということだ

 

平坦な道に気づく

さて人生というのは意外な展開をするもので
たとえばいま天職についている人は
最初からその職に就こうと
目指していたわけではないことが多い

求めていたものに挫折したときに
たまたま目の前に現れたものが
不思議と自分にフィットすることに気づく

それはまったく想定していなかったもので
まさかそれが自分に合うなんて思いもしなかった

しかし
それまで目指していたことの経験やスキル
その分野で見事に適応したんだ

その人が当初求めていたものは
高いハードルとしてあった

それをいかにして
飛び越えようかと躍起になっていた

飛び越えてもまた一段高くなる

競争相手が出てきたり
自分自身に納得がいかなかったり

そんなことで
ハードルと向き合う日々が続いていく

ところがあまりに高くなりすぎて
いつの間にやらその下
気軽にくぐれるようになったわけだ

 

子どもへの教育

つまり人生の可能性の幅というのは
このハードルの下の空間にあるといえる

「若いうちの苦労は買ってでもせよ」なんて
昔の人はよくいったけども

そうしてハードルを高めておくと
その後の人生で起こりうる出来事が
他の人のように重たいものにみえない

それは「目線をおろせるから」であり
人間関係であれ生活であれ
風に舞うように柔軟に応じていける

欲望にも心囚われることがない

もちろんそれを期待して
子どもや部下に苦労を押しつけるのは
間違えているがね

本人が「買うこと」からはじまるわけで
あくまで自発的なものだ
そうやって自らの力で
何かに気づけなければ意味がない

だがそのようにうまく誘導できるならば
それはよい教育となる

 

魔法が解ける

天職の話に戻るけども
たとえばこういうのもある

ある男性が女性にモテたいと悩んでいた
つまり彼女ができたことがなかった

そして髪型や服装など
いろんな研究をしてみたけども
それらは日増しに詳しくなるのに
本願はまるで実現しない

そうしているうちに
その知識が活かされる仕事に巡りあい
業界では名を知らぬ者がいない存在となる

それはあの日々が
ライフワークとしてあったからで
彼にしてみればその仕事は
呼吸をしているようなもの

むしろ自分のやりたいようなことが
次々実現できていくわけで
毎日が楽しくて仕方ない

これが「天職」の意味するところとなる

しかしそういう業界ゆえに
美しい人たちが集まってくる

だが彼は知ってる

いやいや
俺はあの目的を達成してはならない

なぜならそのとき
この充実した毎日が終わるからだ

 

願望が実現する場所

もちろんこれは示唆を含ませている

彼が彼女を得ても
それだけでガラガラと崩れ去るわけではない

ただし彼女ができたとしても

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