ダークソウル

「深淵を覗くと、深淵もまた貴方を覗き込む」
これはニーチェが広めた言葉だ

表面的に知られている解釈とは
「異常者の心理を分析する学者が
異常者になってしまう」というものだ

親に嫌な思いをさせられて育ったあなたがいて
そのことを思うとき
あなたはその親と同じ怪物になっている

あなたが異常な相手に対峙しているとき
あなたも異常な人間になっている
ミイラ取りがミイラになる
まあそんなところだろう

だが本当の意味はそうではない

あなたが「異常」を創り上げた時点で
すでにあなたは「異常」になっている
つまり異常者などいない
あなたが異常者であり
それがそのベースとなる
すべては鏡のようなもの
それがニーチェの言葉の真意である

「深淵を覗くと、深淵もまた貴方を覗き込む」

この言葉には大切な部分がある
「〜覗くと 〜覗き込む」の箇所だ

現実世界は原因と結果があるとされるが
事実は違う
原因と結果はそれぞれ別れているものではない
それでひとつだ

つまり「覗いたから覗かれた」のではなく
「覗くこと」がただある

覗いている者と覗かれている者は同じなのだよ

あなたが井戸を覗けば
井戸もあなたも見上げている

これはあらゆるものの原理だ
すべては「あなた」なのだ

ただし物理的なものではない
対象はなく
対象との「関係性」だけ
ただそれがある
関係性があり
対象を錯覚する
それが幻想といわれるものだ

井戸もなければ
覗くあなたもいない
ただ「それ」が起こる

そこには「それ」があり
双方向に「それ」だ

「深淵を覗くと、深淵もまた貴方を覗き込む」
この言葉を覚えておきなさい

だから人生に闇を持ち込みたくなければ
闇を忘れることだ
知らなければ存在しない

だが闇を思い出してしまったら
それは己だと見抜きなさい
そうすれば闇は消える

 

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コメント・質疑応答

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  1. さノかな より:

    おはようございます。

    自分の意思を、幻想の世界を見破ることに費やさずに、あきらめることは良くないですか。

    • -自分- 涅槃 より:

      さノかなさん

      幻の世界を見破ることとは
      費やすことではないよ
      つまり「何かをやる」ことではない
      自然とそこにあるものだ

      つまりあなたが自我を捨て去るとき
      雲が去ったように
      大空が見えるようになる

      空はやってきたのではなく
      最初からそこにあったのだ

      この手記での「闇」とは
      あなたの心のことだ

      闇を闇だと気が付けば
      何もしなくていい
      意識の光が差し
      闇は消える

      だから外側に囚われるのではなく
      いつも自分を見ていなさい

      自分の体の動き
      自分の頭の中
      自分の感覚

      そこにあなたの求めるすべてはある
      この世で最も近いところに
      あなたの望みはあるのだよ

    • さノかな より:

      こんばんは。

      そうなのですか。

      楽しくない妄想がいつも頭から離れないです。 前は破綻しかけていましたが、今は麻痺して日常と化しました。 信念に近い思考なので、病気なんだと言い聞かせても、マインドは納得しません。 私の世界は失敗作です。

      私が消えると世界も消えるというのは、世界に溶け込むということですか。自我が消えるのですか。

    • -自分- 涅槃 より:

      さノかなさん

      いいかい、
      世界とは「気分」のことだ

      だからいくらでも
      その世界を変える方法はある

      どんな過酷な状況であっても
      どんな理不尽を受けても
      あなたがハッピーならば
      世界はピンクに染まる

      実際に楽しかった頃を思い出してごらん
      その時にしていた物事は
      大したものではなかっただろう
      いまでもできる

      気持ちが思い出せないだけなのだ

      だから唯一の問題は
      あなたが新しい風を
      吹かせようとしていないところにある

      なにかを始めてみなさい
      意味も理由も必要ない

      マインドに納得を求めても無駄だ
      彼は偏屈屋だ

      だから音楽のひとつ
      お香のひとつ
      ちょっとした料理なんかで
      彩ってやればいい

      新しい靴を履いて歩いてみなさい
      お金も時間も使うためにあるのだ

      いくらでも違う世界を創り出すことができる

      どこに失敗があるのだろう?
      不味い料理を作ったときかね
      莫大な借金を抱えたときかな?
      大病を患って病院の天井を何週間も見上げてるとき?

      そんな最高の話
      私は放ってはおかないだろう

      >私が消えると世界も消えるというのは、
      >世界に溶け込むということですか。自我が消えるのですか。

      自分を生きることだよ
      そうすれば
      あなたも世界も消える

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