家庭の問題を解消する具体的な実践
先日掲載された「良い父親であることの条件」について同種の相談を複数いただいている。同じ返答になるので手記として応えておくよ。優先して掲載しておく。
さて、どの相談メールも「父子関係の原理は勉強になったが、実際の家庭内での実践についてより詳しく教えてほしい」という様子にある。
前回、「ただしそれだけでは不十分だから、あとあなたなりの工夫や努力が必要だ」と締め括ったわけだけども、それは家庭内であろうと血縁でない他人であろうと、人間関係というのは「相手の問題ではなく自分の問題であること」を自覚することからはじめなければならないという意味で示している。
だから外での他者交流となんら違いはない。
家庭内だから己の主張が許されるのではなく、むしろ家庭内という観念に囚われているからこそ、問題をより重く感じているにすぎないのだよ。
そのため父子の”関係”の解説に留めたわけだ。その構造を理解したならば(固定観念を溶かしたあとは)、いつも話しているように他者との関係、自己世界を創造していくことと同じになるからね。
相手の問題点とは実はあなたの問題点
では、我が子の問題を抱えるお父さんたちはどのような理解を開けばよいのか。
話したように、人間社会における父と子は書類上での関係でしかない。それは法的な絆である。だがそれは関係が薄っぺらいということではない。むしろ、この父子関係の原理を深く理解するからこそ、表記上の父子という関係を超えた本性的な生命としての太い絆で結ばれるようになる。
それは人間世界の幻想を超えたということだ。だから父子問題の解消はその根源的な関係を取り戻すことにあり、それは結局のところ、我が子の成長ではなく、お父さん自身の成長なのだ。
そこを頭に入れながら話を進めていこう。
なぜ人生には問題が存在するのか
先述したように、人間関係というのは相手の問題ではなく自分の問題である。それは言いかえれば、決して他人を説得することなどできないということだ。
だからこの「すべて己の問題だった」という真理をいかにして受け容れられるかが要点となる。
つまりこの世はあなたによって創られているのであり、自らへ疑問を投げかけ、そしてその疑問に応答するという自己問答のみで成り立っている。
よって疑問(苦悩)を抱え続ける限り、それに答えなければならないというループが続く。そもそもどうして疑問が生ずるのかといえば、それは疑問に反発するから(正面に立たないから)だ。
あなたに答えてもらおうと、”あなた”はどんどん疑問を提起してくる。それが現実生成のプロセスとなる。
これを逆手に取れば、望みの現実ばかりを叶えることも可能であり(これは今回の話の大事な点なので後述する)、どちらにしても、現実そのものに飲まれていない立ち位置にいなければならない。
だから家庭関係であれ個人的な問題であれ、この自己問答システムは私たちが人間であることの最も基礎的な土台となっている。
問題は本来自然に消滅していくもの
ではどうすれば疑問を起こさないようになるのだろう? 苦悩は消え去るのだろう?
Notes あるがまま, ワンネス, 不幸をやめる, 世界を変える, 他者, 創造, 存在, 愛, 生き方, 苦悩, 観念
コメント投稿の注意事項
以下をかならずお読みください。
・公序良俗に反する内容、品性に欠いた文章、その他、閲覧者に不快感を与えると判断された投稿は掲載不可の対象となりますのでご留意ください。コメント欄は常時多くの方が閲覧しておりますことをご理解の上投稿してください。
・会員記事のコメントはログインしないと表示されません。
・会員の方はユーザー名が入ってしまうので別名をこちらで申請してください。必須。
・追記などを投稿する時は自分の最初のコメントに返信してください。
・記事に無関係な投稿は禁止です。良識範囲でお願いします。
・ハンドル名が変わっても固有idに基づき本人の同一性が保たれます。
・対応の状況によりすべてのコメントに作者が返信できるものではありません。
・規定の文字数に満たない短文、英文のみは表示できません。また半角記号(スペースやクエスチョンマークなどの感嘆符)は文字化けなどのエラーになりますので使用しないでください。使われる場合は全角文字でご使用ください。
・他の利用者を勧誘や扇動する行為、誤解を与える表現、卑猥な表現、犯罪行為を正当化するコメントなどは禁止です。また全体の文脈の意図を汲み取らず言葉の端や表現に用いられた構成部分だけを抜き出してその箇所のみへの質疑や意見する投稿も当事者にも他の閲覧者にとっても無益となりますので禁止です。それら意図がなくても事務局でそのように判断された場合はその箇所を修正削除させて頂いたり、または掲載不可となりますので予めご了承ください。
・同一者の投稿は1日1〜2件程度(例外を除く)に制限させていただいております。連投分は削除させていただきます(コメント欄が同一者で埋まり独占的な利用になってしまうのを防止するためであり日を跨いだ投稿も調整させていただく場合があります)
・個人情報保護法により個人情報や会員情報に関する箇所が含まれている場合は該当箇所を削除させていただきます。
・投稿内容に敏感な方も多くいらっしゃいますので、暴力的な表現など他の利用者様へ影響を与えそうな文面はお控えください。
・意図的であるなしに関わらず、文章が途中で途絶えているものは掲載不可となります。もし誤って送信された場合は早めに追記として再投稿してください。
・マナーを守らない場合は規約違反となります。また他のユーザーや当事業部、作者への中傷や毀損と思われる言動は会員規約に則り強制退会および法的措置となりますのでご注意ください。
・投稿者による有料記事の大部分に渡る引用は禁止しております。
・スパム広告対策にセキュリティを設定しております。投稿後に承認待ちと表示される場合がありますがしばらくすると表示されます。また短時間の連続投稿はスパム投稿とみなされるため承認されません。時間をおいてください。
・コメントシステムはWordpressを利用しておりますので他でWordpressアカウント(Gravatar)を設定されている場合、アイコン画像がコメント欄に表示されます。会員登録されたメールアドレスで紐づきますので、もしアイコンを表示させたくない場合はお手数ですがこちらより涅槃の書の登録メールアドレスを変更してください。