現実世界のチャンネルを替える

AI(人工知能)の研究が盛んな昨今だが、先日科学誌をみていたら、ある新鋭アーティストの作品が目に留まった。

それは、もしAIが花や波や炎といった限られたものしか知らない場合に、通常私たちがみている世界をどのように捉えるかというものだ。

たとえばテーブルにある鍵の束や電気コードを手で無造作に動かしている映像を、AIは花々がどんどん生成される様子としてみている。

つまり花だけしか知らなければ、そんな百花繚乱の世界を生きているということである。

1.

これは私たちに重大なヒントを与えている。なぜなら私たちもこのAIとなんの違いもないからである。

つまり「私たちが知っているもの」とはなんだろうか、ということだ。

いま見えている光景や、聴こえる音、触れる感触。また日々の出来事、人々との関係のなかで感じるもの、そういったすべては、いったいどれだけ「限定」されているのか。

当然それは自分ではわからない。

ここが大事なのだよ。

2.

仏教は、私たちは「これまで己の心が思ったこと」の世界を生きているという。たとえばあなたが他者について憎んだり怒ったりするとき、それはそのときの不快感だけでなく、その心の習慣を強めているということにある。

そうして世界はどんどん限定されていく。だが「自分」ではそれがどれだけ狭くなっているのかに気づけないのだ。

AIが「この花々以外に何があるって言うの?」とすら思わずに、その世界に見入っているようにね。

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  1. buruku10 より:
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    • 涅槃の書-自分 より:
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