海の向こうがみたい

たとえば航空が発達して
世界のいろんなところに
行けるようになったわけだが

しかしそれは
果てしなく広かったはずの世界が
どんどん小さくなったことを意味してる

かつて世界は”無限”だった

海の向こうには何があるんだろう?
みたことのない美しい民族が
楽園で暮らしてるなんて
そんな噂に膨らむ想像力や躍動が
世界をどこまでも広大なものにしていた

 

知ってしまった世界

それは子どもの頃に
大人の世界を空想していたのと同じだね

夜のベランダから遠くにみえる街の光に
「いったいあそこに何があるんだろう」
「なにが起きてるのだろう」と
胸を躍らせていたかもしれない

中学校に入学したてのとき
たかだか2学年違うだけの先輩が
とても大きな人に思えたり

スポーツや音楽やファッションにしろ
初めて知ったときのそれは
とても広大にみえて
途方もない期待に包まれていた

だがいまやあなたは
いろんなことを”知って”しまった

2歳上の先輩も
自分と変わらない単なる生徒だったわけで
別に奥ゆかしい魅力や存在感なんてなかった

興味ある分野も蓋を開いてみればどれも同じ
大体の体系や仕組みが敷かれていて
自由で広大なものではなかった

人生を成功させるには
それなりのプロセスを踏まなければならない

そんな具合に
“あなたの知ってる限り”の
狭苦しい世界がここにある

 

箱庭

実際そうだろう?
夢見ていた世界はいつの頃か
だいぶ”明瞭”になったんじゃないかな

それはよいことなのか
わるいことなのか

大人になることや
誰かと一緒に暮らすということに
その人と一緒に年を取っていくことの素敵さに
並々ならぬ夢や期待を寄せていたはずなのに
いまやそれはなんでもないことになってる

人生は箱庭のように囲いが立てられて
その内側だけがこの世のすべてとしてある

特にインターネットで
なんでも調べられるようになって
箱庭はますます狭くなりつつある

便利になって”無駄”が省かれ
何をするにしても瞬時に実現してしまう

それが本当にあなたの生まれてきた意味だろうか?

たとえばある年代からすれば
昔は聴きたい一曲もすぐには聴けず
大変な苦労があった

それゆえにその一曲には
きらきらしたみえない価値があった

それが素晴らしいのは
その価値は人それぞれで違ったということだ

だけどもいまじゃそんな
「わたしだけの世界観」を見出すのは難しい

それはもちろん、
便利になって無駄が省かれて
何をするにしても瞬時に実現してしまうからだ

 

人生の”答え”を解放する

なによりそれは
価値観や考え方が画一化していることを
意味しているわけで
つまり人生観が合理的なものになっている
ということでもある

たとえば「人生がつまらない」と
あなたは感じているかもしれない

そりゃそうだね
狭い世界で生きてる限りは
あらゆることの結果はすでにみえてるわけだから

むしろみえない結果を目指すことなんて
現代人からすれば論外だろう

だけどもね
航空が発達する前は世界は”無限”だったんだ

海の向こうがみたい人の数だけ
宇宙は無限の豊かさヴァージョンを描いていた

よって大事なのは

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