不幸とは不幸のことではない

あなたが他の人達と比べて
不公平を感じている
理不尽を感じている
惨めさを感じている

ならばこれを理解しなさい

あなたの住む世界
その宇宙にはあなたしか生きていない
あなたの目の前に現れる他者は
実在しない人達だ

つまりあなたは不公平や理不尽を背負って
生きていくこととなっている

そういうものなのだよ
だから自分と他人を比べて
どうこうというのはナンセンスだ
他人はいないのだからね

いいかね、「他人はいない」
それを踏まえた上であなたの不幸とは
一体どういう性質を帯びている?
他人はおらずあなたしかいない、
そうしたとき
あなたに不幸はあるかね?

あなたしかいないという証明
それはあなたの人生について
その当事者はあなたしかいないからだよ

そしてもうひとつ
あなたが死ぬとき
誰も連れて行くことはできない
ただひとりでおさらばだ

どうして他人と比較することができる?
ありもしない「他人のあなたとは違う現実」
それをどうして比べることができるのか
ただの妄想であること
ただの「現実逃避」であることを悟りなさい

砂漠にいるサソリ
彼の目前には漠然と広がる砂の大地しかない

それが前提の生なのだ
あなたはその「不幸」を感じるために
そこにいる

つまり不幸は不幸ではない
それはそれ以上でもそれ以下でもない
ただ「そう」なのだ
不幸とはただそれだけのものなのだ
だからそれと向き合って生きていけばいい

あなたが本当に不幸になるときとは
他人と比較したときだよ

他人は実在しない
あなただけがその地球で
その宇宙で実在しているのだよ

あなたしかいないということ
これは絶対的な事実だから
覚えておきなさい

目の前に現れる登場人物は色々な手を使って
実在をほのめかすようなことをするが
騙されないようにしなさい

だから不幸は不幸ではない
「それ自体」が当然のことなのだ

釈迦はすべてが冗談のようなものと説いた
それはまさにこのことなのだよ

何もうまく行かなくたっていい
それはそのようになっているのだ
だが前に進む気持ちは持ち続けなさい
そもそも前に進もうとしないこと自体が
不幸を不幸としていることなのだから

その現状、それはごく当たり前のことであり
あなたはその延びきった草の道を掻き分けて
進んでいく

ただそれだけのことだよ

 

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