逆境に強いひとになる

なにを考えても不安ばかりがよぎり
最悪なことを想像してはぞっとする
実際そうしてクヨクヨしていると
やはり不幸が重なりやすくなる

だがどうにかしようと対処しても
結局その結果を待つことになり
よい気分が巡ってくるまで
不安で落ち着かないときを過ごさなければならない

そこで”一発”でスッキリ解消するには
怒りの感情をポジティブに使うという方法がある

たとえば「海に向かって叫ぶ」というのもそうで
あとで話すように
怒りを有効に使った好例といえるわけだが

もちろんただ叫ぶだけでは効果はなく
それに叫ぶ場所なんてそうないだろうから
今回はもっと実践的な話となる

 

ネガティブな怒り

ところであなたもよく知っているように
怒りを吐き出せばスッとすることができる

しかし日頃のその怒りというのは
ネガティブなもの
つまり受動的な怒りにあるわけで

イライラや憎悪、怨念的なもの
そんなところだろう

それらは外からの反動であって
たしかに吐き出せば一時的にすっきりするが
反動ゆえにまたすぐに蓄積されていくことになる

当然その相手や物事が
怒りの”着火”にあるからだね

そうして吐き出していれば
社会生活は破綻していくだろうし
また無限にループするゆえに
あなたの心もどんどん荒んでいく

 

ポジティブな怒り

ではポジティブな怒りとはなんだろう?

たとえばスポーツの闘争心なんかもそうだし
最近は流行しているのかわからないが
カラオケで発散することもそう

何かに集中するときや
芸術作品に情熱的に取り組むこと

また70年代にいたような
轟音をかき鳴らすロックミュージシャンもそうだし
テレビの司会者が
爆裂にトークを咲かせてる様子もそう

乗りに乗っているような感覚
それが自発的な怒りにある

「それのどこが怒り?」となるだろうけども
あとでみるように現代の私たちは
受動的な怒りしか知らないんだ

自発的な怒りは己の精神を
前へ前へと押し出すための手段であり
古いがいわゆる「イケイケ」な心の状態となる

そうして
自らを吐き出すことでスッキリするわけだが
「ぶちまける」と言ったほうが
適しているかもしれないね

だから間違えてならないのは
カラオケならうまく歌って高得点に喜ぼうと
するのではなく
やり切っている実感に満ちていることが肝心となる

支配された感情ではなく
感情を自らでコントロールしている実感を持つこと
その意味でポジティブな怒りの放出とは
ひとつの「諦観」であるともいえる

良い意味での諦めや開き直りだね

「うまくやらねばならない」とか
「どうやって乗り越えよう」とかそんな
がんじがらめになった心を一瞬で解き放つゆえに
心は晴れやかになるんだ

もちろん己の浄化のために
周りに迷惑を与えるのはよくないから
手段は選択する必要があるけども
つまり大事なのは
反動的ではなく”自発的”だということ

たとえばボクサーがリングに上がるとき
別に相手に恨みがあるわけでははない

それでも彼は自らの内側に怒りを生み出すことで
相手に怯まない闘争心や俊敏な動きを発揮する

それは決して受動的なイライラや怨念ではない

むしろ本当に相手にそのような
ネガティブな怒りを持っていたら
1ラウンド以内にノックアウトされるだろう

なぜなら話したように
ネガティブな怒りは反動を糧にしているからであり

仮に相手が自分よりも強靭であると知った途端に
意気消沈してしまうからだ

しかし自発的な怒り
すなわち「内側」から湧き立てる怒りは
外の原因を必要としないゆえ
存分に吐き出し続けることができる

さらにはネガティブな怒りのように
事後的な”ツケ”を残さないというわけだ

 

調和から切り離された現代人

じゃあなぜ「イケイケ」が
心の浄化につながるのかといえば

それはそうした手段を通じて
心に溜まったものを吐き出すことで

全文をお読みいただくにはご入会後にログインしてください。数千本の記事を自由にご覧いただけます。→ . またご入会や入会の詳しい内容はこちらから確認できます→ ご入会はこちらから


Notes , , , , , , ,

コメント・質疑応答

必ずお読みください
・会員記事のコメントはログインしないと表示されません。
・会員の方はユーザー名が入ってしまうので別名を希望の方はこちらで申請してください。
・連続投稿する時は自分の最初のコメントに返信してください。
・記事に無関係な投稿は禁止です。良識範囲でお願いします。
・対応の状況によりすべてのコメントに作者が返信できるものではありません。
規定の文字数に満たない短文、英文のみは表示できません。また半角記号(スペースやクエスチョンマークなどの感嘆符)は文字化けなどのエラーになりますので使用しないでください。使われる場合は全角文字でご使用ください。
・他の利用者を勧誘や扇動する行為、犯罪行為を正当化するコメントなどは禁止です。その意図がなくても事務局でそのように判断された場合はその箇所を修正削除させて頂く場合があります。予めご了承ください。
・同一者の投稿は1日1〜2件程度(例外を除く)に制限させていただいております。連投分は削除させていただきます(コメント欄が同一者で埋まり独占的な利用になってしまうのを防止するため)
・個人情報保護法により個人情報や会員情報に関する箇所が含まれている場合は該当箇所を削除させていただきます。
・投稿内容に敏感な方も多くいらっしゃいますので、暴力的な表現など他の利用者様へ影響を与えそうな文面はお控えください。
・意図的であるなしに関わらず、文章が途中で途絶えているものは掲載不可となります。もし誤って送信された場合は早めに追記として再投稿してください。
・マナーを守らない場合は規約違反となります。また他のユーザーや当事業部、作者への中傷や毀損と思われる言動は会員規約に則り強制退会および法的措置となりますのでご注意ください。
・投稿者による有料記事の大部分に渡る引用は禁止しております。
・スパム広告対策にセキュリティを設定しております。投稿後に承認待ちと表示される場合がありますがしばらくすると表示されます。また短時間の連続投稿はスパム投稿とみなされるため承認されません。時間をおいてください。
・コメントシステムはWordpressを利用しておりますので他でWordpressアカウント(Gravatar)を設定されている場合、アイコン画像がコメント欄に表示されます。会員登録されたメールアドレスで紐づきますので、もしアイコンを表示させたくない場合はお手数ですがこちらより涅槃の書の登録メールアドレスを変更してください。

  1. harsppy10 より:
    コメント交流をご覧いただくにはログインが必要です。

コメント・質疑応答

  関連記事

-->