自己正当化と自己肯定感

「自己正当化」というのは
他人の目を気にしたもので
つまり他者に対しての自分を積み上げること

だが「自己肯定」というのは
他人など気にせず進んでいくことにある

ところで本題に入る前に
少し補足しておきたいのだけども
こうした言葉の用法は文脈によって違ったりする

だがまずこの手記が
「なにを伝えようとしているのか」に
目を向けることが大事でね

「伝えられるなにか」があり
言葉はその表現手段として用いられるにすぎない

ゆえに言葉の意味そのものに
縛られてはならないわけで
“大切なもの”を逃してしまうことになるんだ

この構図はそのまま
現実という意味に置き換えることができる

つまり表面的な意味や法則に縛られて
あなたは不自由な人生を生きているわけで

人を憎んだり
惨めな気分に落ち込んだり
前途多難な世界に怯えている

だが人生に”本当に起きている”のは
そうしてみえていることなのだろうか?

あなたはどのような”文脈”で
物事を捉えているのだろう?

よいかな
根底に流れているのはシンプルなものであり
「表現の多様さ」だけが
この人間世界の様々な現実をみせているんだ

このことは今回の核心でもあるので
頭にいれて読み進めていこう

 

あなたが基準としてるもの

さて、たとえば引きこもりの人や
無職生活が長くなるほど
他人の目や世間体を気にして
外に出られなくなる

働いた先でうまくいくだろうか
という不安だけでなく

どうせ働くなら
この水準でなければだめだという選別が
ますます行動を不可能にしてしまう

しかしそれは
社会的な基準がすべてだと考えているからであり
つまり他者のモノサシに縛られているわけだ

そんな「比較の世界」から抜け出すには
自分を高めて他者を圧倒する=自己正当化ではなく
そんな土俵から降りること
すなわち「全面的な自己肯定」が必要となる

それをしたからといって
誰が褒めてくれるわけでもないし
進んだ先が正解だという保証もない

だけどもそうして外部への依存をせず
自分自身を肯定して進むとき
やがてあなたは称賛されるだろうし
そしてその選択が正解だったことを知るだろう

だから「承認」なんてのは
あとから勝手についてくるものであり
先に持ってくるものではないんだ

それゆえ自己正当化に囚われるのは
先人たちが自らを信じて歩んだあとの
“高らかと光輝く世界”のなかで
自らを信じずに歩もうとしている姿にある

 

人を好きになれない

つまり「正しい」というのは
あなたが
自らの一歩を進めること以外には存在しないんだ

ここで間違えてならないのは
犯罪行為や自己中心的な態度なども
結局は他者依存にあるわけで
自らの一歩ではないということ

そうして比較とは無縁の世界に生きはじめると
「自分の本当にしたいこと」が
みえてくるようになる

これまで比較の世界にいたから
本当にしたいことがわからず
なにをやったところで
「私は本当に楽しいのか?」という気持ちを
ごまかしながら生きてきただろう

誰かを好きになることもそうだね

「人を好きになる」という意味が
よくわからないという若い人が多いけども

それはすべてが用意され
その比較のなかで選択するしかない時代に
生きているからにある

好きになることや愛することは
それをして見返りがあるのではなく
自らの心を開いていくこと”そのもの”に
満たされた何かが見出されるんだ

だから求める自分はそこにはおらず
あるのは内なる躍動だけ

後述するがその内から溢れ出るものが
あなたの世界を大きく変えることになる

性や金銭的な対象としてしか
相手を求められないのも同じ

相手に逃げられるのが怖くて
自分を犠牲にしてしまうのも同じ

そうした”欲求”もまた
自己を正当化し他人に承認を求め
そして自分は特別だと
感じられることにこそ人生の意義があるのだと
勘違いした前提に立っているからにある

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  1. kuma より:
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    • 涅槃の書-自分 より:
      全文をお読みいただくにはご入会後にログインしてください。数千本の記事を自由にご覧いただけます→

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