人生は最初からエンドロール

本のあとがきに
謝辞というのがあるね

作者がその本を世に出すにあたり
お世話になった人達に
感謝の意を述べるものだ

私は謝辞を読むのが好きで
海外著者の学術書なんかは
まずそこから読みはじめる

それは記された本文内容よりも
遥かに大切なものだからだ

一冊の本が記されるとき
作者の人生での出来事が
パズルのように形になっていく

それは個人の範囲を超えている

人々とのドラマがあり
物事のタイミングがあり
その大きな流れが結晶化したものが
一冊の本であるからだ

あなたが映画などをみて
その主人公に憧れて同じことをやっても
すぐに飽きてしまうのは
個人としてそれを実現しようとするからだ

ストーリーは多くの物事が分かち合って
作り出されるものである

ゆえに個人としてではなく
全体としての視点を持たなければ
どのような世界に生きても
充足されることはない

だからまさに謝辞に書かれている通り
本は作者だけで成されたものではなく
宇宙が体験した「ひとつのシーン」を
時空を超えて放っているのだ

つまり本の内容がストーリーなのではなく
それ自体がそうなのだという表明なのである

 

1.

誰かと過ごす予定がなくても
毎日結構な人々と関わっているものだ

どこかの店員とのやりとりや
かかってきた営業の電話、
近所の人と挨拶を交わしたり

また直接的でなくとも
印象に入ってくる人々もいる

駅で見かけた美しい人だったり
邪魔に感じられた人だったり
運転中の交差点で合図を交わしあった
対向車の人だったり

そうした視覚的な体験も
世界との触れ合いに違いはない

あなたが毎晩ベッドに入るとき
今日1日についての謝辞を送るとすれば
彼らを思い浮かべるだろう

なぜなら彼らとの体験が
自分の1日を組み合わせていたからだ

「あそこであの人と会ったな」とか
「駅で見た男は慌てていたな」とか

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  1. tamatama3 より:
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  3. ainohikari より:
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