魔王の城へ

人間の歴史とは
戦いの歴史でもあり

たしかに人間同士が争い合う様子は
負の光景でしかないが

しかし当事者からすれば
たとえば自らの国の人々を守るために
勇敢で美しい大義を持っているわけだ

それは敵国側も同じであり
ゆえにその一面だけをみれば
相手を支配するための戦いではなく
大切なものを守るための歴史
人類は歩んできたといえる

もちろん私利私欲の支配者のもとで
そうした大義を正当化せざるを得ない場合も
多々あったゆえ歴史上の事柄すべてが
そうではないのだけどもね

そして言うまでもなく
突然に攻め込まれた側はただ悲劇であり
しかしそこにも非力ながら
抵抗する戦いがあったわけだ

大切なものを守るため
恐ろしい軍勢に立ち向かった

そんな美しくも悲しい歴史が
私たちには刻まれてきた

つまり状況や立ち位置はどうであれ
人間は戦い続けてきたんだ

 

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そんなこともあって
昔から伝えられる童話にしても
強大な敵と戦うというモチーフは
人類に普遍のものとして語り継がれている

実際現代の私たちも毎日が戦いだろう

狭くいえば家事や会社業務や人間関係などであり
広くいえば人生そのものの意味との戦いにある

この日本においては
内戦や紛争みたいな事態は起こらないが
しかし人類の戦いの歴史と重ねてみると
そこには同じ共通するものが通底していることがわかる

それは敵や障壁がなんであれ
ときに人生には行手を阻むものがあり
その向かい風のなかを進まなきゃならない
ということだ

つまり強大な敵とは

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