未来は”いま”実現している

たとえば今日の年齢まであなたは生きてきたわけだが、それは言いかえれば「いまのあなた」によって、これまでの何十年間が守られていたことを示している。

たとえいまボロボロだとしても、そのあなたはここにちゃんといる。だがいまが望まない状態だからといって、過去を悔いたりしてはならないよ。

“このこと”を受け入れるからこそ、あなたは人生を変えられるからだ。

“事実”を実感すること

そのように、いままで守られていたという視座に立つときにはじめて、これまでの人生のどんな小さなことも「すべてに意味があった」のだとわかる。

つまり「いまここにいる私」が実現するために、出会いも別れも獲得も損失も「何もかもが必要だった」のであり、すべては「いま」に向けて繋がっていた。こうして”過去の意味”がいま創られようとも、それは紛れもない事実なのだ。

だからまずはこの「事実に対する実感」を持つこと。それは人生の実感を持つということでもある。

ところが誰もが、ありもしない妄想(誰かが私を侮辱している、これはきっと不吉な予兆だ、)は事実だと思い込むのに、なぜかこれまでの人生を認めようとしない。むしろ過去を否定する傾向にある。

だがそれは「いまの自分を否定していること」になる。

その否定ゆえに、いまの自分が誰であるのかが定まらず妄想に駆られるという悪循環にはまるわけだ。そしてそれは、これからの未来も「その不安感のまま開かれていくこと」を意味している。

だから過去を否定するとき、それは未来を否定しているのと同じことになる。しかしそうなると己の人生とは何なのだろうか?

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