夢から現実へ

新しい街に越したときなんかそうだけども

夜に歩く光景は
街灯も行き交うテールランプも綺麗で
ここで暮らす人々が
自分の知らない暮らしをしてると思えば
不思議な何かに包まれる

それは新しい出会いがあったときに
感じている何かによく似ている

その人はその瞬間まで
知らないところで生きていた

声も知らず
性格の明るさや
興味を向けているものも知らず

むしろ出会ったときに
その人の情報が一緒に創造されたわけで

そんな神秘を感じたときのあの気持ち

何かありそうで
何かが起こりそうな
そんな現実と夢の中間にあるような感覚

そうして毎晩出歩くのが楽しくなって
コンビニやバーや公園や
いろんなところへ向かって

何が起きても構わないぞと
心をオープンにして待っているけども

だんだんこの街が
当たり前のものになっていく虚しさとの
せめぎ合いが生まれてくる

いやいやそんなはずはないと
自分に言い聞かせても
そうなったらもう”夢”は終わりなんだ

何かありそうで
何かが起こりそうで
結局何もなかったこの毎日

だが最後に気づくのは

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