なにもかもが嫌になったとき

それまで平和に暮らしてたのに
起きた物事ひとつで
なにもかもがもう嫌になってしまう

そんなときあなたはふと気づく

結局自分はこの世界をいいものだと
思い込もうとしてただけなんだ

これは素晴らしいものだとか
この人を大切にしないといけないとか
そんな「心の努力」を続けていただけだった

だからうまくいかなかったり
わかってもらえなかったりするたびに
不安定に揺れていた

それはどこか理不尽を感じていたからだ

本当は全部最低で無意味だとわかってるけど
それでも「無意味じゃない」と思いながら
やってる自分なのに
全然報われないじゃないかとね

そうしてすべては
いいものだと思えるように保っていたけど
こうやってひどく傷ついてみれば
そんなうわべが暴かれてしまう

たとえば一生懸命に働いて買ったものも
作りの悪いところや無愛想だった店員のことも
心に残さないようにしてきた

そんな細かな気配りが一挙に崩れて
なにもかも嫌になったんだ

 

人生という空間

そうだね

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