現実を変えるということ

「現実を変えたい、どうすればいいですか?」という相談を毎日のようにもらうけども、そのように質問している時点で、もう”その現実”にあるということだ。

だから根本的に捉え直さなければならない。

たとえば「悪夢」をみないようにするにはどうすればいいだろう?

それは悪夢のなかで戦うことではないはずだ。むしろ悪夢に怯えながらそれを乗り越えようとする努力自体が、悪夢自体を生み出し続けることになる。

これはスピリチュアルにまだ浅い人たちがよく陥ることで「身近なあの人を改善したい、そのためには自分を変えなきゃならない」とそこまではいいけども、結局「いまある世界のなかの自分」の戦いに留めてしまう。

それだと「悪夢」は続いてしまうわけだね。

じゃあ悪夢をみないようにするにはどうすればいいのか? いま少し考えてみようか。

 

夢のなかの相手は「誰が」語らせているのか

さて、なにがあなたに悪夢をみせるのか。それは日頃の心にある思い、焦りや不安、つまり「恐れ」にある。

その恐れが夢のなかの人物の姿や言動、そして夢のなかの舞台設定として現れる。「現実」はこうした夢の構造と同じ。すなわち、”現実という夢”を私たちはみているんだ。

それゆえ、毎朝悪夢から目覚めて昼間の世界を活動していても、そこに恐れがあるからこそ悪夢をみるわけで、一度も目を覚ましてなどいないことになる。

先日同じ話を相談者の方にしていたので引いておこう。

──

たとえば眠っているときにみる夢があるね、夢のなかにはいろんな登場人物や背景、そしてその世界の設定がある。

いつの間にかうたた寝をして、そのほんの数秒の間に夢をみていたという経験があるかもしれないが、そうした人物や世界の設定は突如として「信じているもの」として現れる。

いいかい、夢が始まった瞬間にはもうすでにあなたは家の用事を頼まれて外を歩いているわけで、心は焦っている。そんなときに誰かとばったり会う。あなたは焦る気持ちからか、また別の理由からか、その相手になんだか気まずい心を隠しながら接している。

物事がうまく運ばないことにあなたは心が落ち着かない。やがて相手はあなたが羨むような展開をみせつけてくる。あなたはずっと焦っている。

そうして目が覚める。「悩ましい夢だったな」とあなたは思う。

しかし夢のなかで現れた「その人物の発言」やあなたを急かしていた「用事」、あなたを焦らせ不安がらせている世界にしても、それはいったい「誰が」そのように語らせているのだろう?

そう、すべてはあなたの心が生み出しているものなんだ。

あなたは自ら生み出した人物に自らでしゃべらせ、その言葉に一喜一憂している。あなたは自ら設定した用事に、猛烈な理不尽を感じている。

だけども夢のなかの自分はそのことに気づけない。そればかりか「次は相手はなんて言ってくるのだろう?」といった具合に相手を推測しながら怯えている。つまりこの自作自演劇を通じて、あなたは自らの心の状態を表現しているんだ。

そのドラマがあるから不安や苦悩があるのではない。逆だよ、不安や苦悩を持っているから、そうした人物や舞台設定が表現されるんだ。

「現実」はこれとまったく同じ原理にある。

──

 

すべてが夢ゆえに夢などない

つまりこの世はあなたの心のなかにある。より正しくいえば、あなたという潜在意識の集まりがあり、”それ自体”が現実という夢なんだ。もちろんその夢のなかで眠るという夢をみて、夢のなかで夢をみている。

これは「夢などない」という帰結にたどり着く。すべてが夢であるのにどこに夢があるのか。つまりすべてが夢、それゆえに、この夢こそがあなたのすべてにある。

しかしこのことは、あなたに大きな安心を与えることになる。

なぜなら、

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  1. imorder より:
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