自分や他者を許すことの本当の意味

生きていると
いろんな出来事に遭遇するね

そのたびに私たちは
どうするべきかと悩む

つまり目の前で起きていることを
そのままにしておくのか
それとも何か手立てをしたほうがいいのか

特にスピリチュアルや宗教的な観念があるほど
いつもその選択に迫られることになる

たとえば釈迦が達観してたからといって
なんでも許していたのだろうか

虐待されている人に
情け深い眼差しを注いだだけでなく
虐待している人にも
「この人にも事情があるのだから」と
そのまま続けさせていたのだろうか

こうして他者を受け入れるとか
自分を受け入れるというとき
常にこの難問にぶつかる

そのときの心境とは
だいたいこんな感じだろう

「ありのままを受け入れてこそ
私は愛であるはずだ」

「だから少々の悪事をしても
自分の魂の赴くままのことであるなら
許されるはず」

「目の前の酷い人たちも
そのままに許しておけるからこそ
私は彼らを気にせずいられるのであって
それが許されるということなんだ」

といった具合に捉えてしまうわけだが
しかしまったく取り違えていることになる

 

覚者の矛盾

たしかに釈迦は
重罪人を受け入れたりもした

だが同時に教えの規律は徹底していた
むしろ後の仏教修行よりも
遥かに厳しいルールを課していた

しかしすべてが幻想であり
すべてが仏の手のひらにあるといってる本人が
どうしてそんな規律を
与える必要があるのだろう?

イエスもそうだね

彼が激しく怒りを露わにするシーンが
聖書にはいくつかある

たとえばエルサレムに到着したイエスは
そこで商売をしている人たちを追い出し
彼らの店(台や腰掛け)を壊したとある
(マタイ21:12、ヨハネ2:13 など)

ここであなたは
「おいおい愛とやらはどこへいったんだ」
と思うかもしれない

だがそれは追い出された人々が
イエスに殺意を持ったのと同じ意見であり
つまり物事をみている次元が
同じではない」んだ

立ってる場所が同じじゃないからこそ
「あれ?お釈迦様もイエス様も矛盾してる」
となるわけだね

 

「人間にだけ」みえている世界

ところでこのイエスの怒りの行為は
とても重大な示唆が込められている

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