自己管理の法(20)

最近の手記でもテーマにしているのだが
意識が外側に引っ張られていると
どれだけ準備万端にあろうが
どれだけそれがあなたの大事なことだろうが
やればやるほど精神的なつらさが起きてくる

外側、つまり世界に想起しているものとは
すべてあなたの心が出力された結果だ

そこに白いリモコンがあれば
それは白いリモコンである

ここに罠がある
あなたが何かをはじめるとき
それは現状を変えようとすることが起点となる

白いリモコンを赤いリンゴに変えようとしたら
それは大変なことだとわかるだろう

そんな馬鹿なことやりません、と思うだろうが
実際何かに打ち込んでいるときとは
現実を変えることに精神を費やしているのだよ

だから途方もない徒労感があり
あまりの希望のなさに
うんざりしてくる
何をするにしても
あなたは「変えよう」として
それに取り組んでいるのだからね

大事なところだから覚えておきなさい

世界を含めたすべては
巨大なプールの中に起きていると喩えよう
あなたは水中にいる
その水の中で
あなたの観念が形となって現れている

つまり観念を崩せば
残るものは同じ
水となる

フェラーリもユニクロのシャツも
事業計画もテレビのニュース速報も
それらから観念を外せば
すべて同じ「水」だ
中身は同じ
見え方が違うだけ

だから白いリモコンを赤いリンゴに
変えるということは
あなたの観念を変えるということとなる

日頃のあなたは「出来上がったカタチ」を
変えようとするから辛いのだ
シャツをフェラーリに変えようとしている

それは可能なのだが
あなたの観念的なルールでは
ものすごく時間がかかる
あなたはカタチそのものを
変えようとするからだ
シャツをフェラーリに変えるには
‥なんだろう?黒魔術かね?
またはわらしべ長者のようなストーリー?
どれを選んでもカタチを変えようとする限り
物理的な原則が関わってくる
つまり非常にハードだということだ

モノを別のモノに変えるときは
根本の側、つまり
観念を作り出しているあなたを変えることで
それはスッと変わる

意識をそのカタチに向けるのではなく
自分自身へと向けるのだよ

白いリモコンが赤いリンゴに変わるとき
物理的にトランスフォームするのではなく
白いリモコンがごく自然に記憶から葬られ
別の経緯で赤いリンゴがそこにやってくる
絶妙なタイミングと掛け合わせで
そこにやってくる
これをシンクロニシティという
因縁生起でもいい
言葉はなんでもいい

つまり
「そういえば、気が付いたら
白いリモコンがなくなっていて
赤いリンゴがここにあった」となる

もちろん赤いリンゴがやってきた経緯も
あなたの理解できる範囲で起こっており
それをあなたは知っている

だから通常は”不思議”とは思わない
ゆえにシンクロニシティという括りがされる

このようにシンクロニシティが起こるときとは
それはあなたの観念が大きく変わったときだ
まれに目に見えてわかることがあるから
シンクロニシティと大それた括りにされるが
実際はあなたの日常はすべてシンクロニシティだ

日々、同じことを考え
同じものを求めて
同じパターンで生きていれば
人生はそのままの光景で過ぎていく
観念が同じだからだ

だがあなたのモノの見方が変わり続ける限り
その世界は大きく変わっていく
手にするものも変わるし
生活環境も果てしなく変わっていく
白いリモコンが赤いリンゴに変わったように
どんどん変わり出す

だから「観念」はあなたの人生に於いて
とても重要な鍵となる
これは観念に”囚われない”ことで
新しい観念が起こるということだよ

五感は観念を物理的に映し出すためのシステム
つまり観念という情報は
物理的な次元を超えたところに
浮かんでいるということだ

無限の可能性がベースにある

例えば起業を決意し
勤めていた会社をやめて
自分の会社を設立したとする

カタチのレベルならば
当然変化があったことがわかる
オフィスを借りて登記して
名刺や事業計画書を作ったりする
だが実際は観念が変わっただけで
その中身は以前と何も変わっていない

人とのやり取り
お金のやり取り
仕事をこなすこと
それらはお勤めだろうが
起業だろうが同じ

だがここで話しているのは
もっとコアなところ

両者の観念の根本になっているのは
「行為が起きていること」だ

つまりアクションが起こっている
半紙に筆と墨で書道をすることも
取引先の顧客に電話をすることも

あなたの観念が違うだけで
「やること」がただそこに起きているのだ

その「何かが起きている」が水の状態
スピリチュアルでは
「無限の可能性」という表現をされる
それは常にスタンバイされている

「やること」の段階では
あなたの観念はまだ与えられていない
どんなものにでもなれますよ、
という純金の状態だ

そしてあなたの観念にてカタチとなる
純金が王冠になったり、指輪や首輪になる

あなたは王冠をみて「これは王冠だ」という
指輪をみて「これは指輪だ」という
だが「これは純金だ」とはいわない

原材料の話ではないよ─
観念とは「無限の可能性」の上に
区切って立てられた家のようなもの、という話だ

つまり起業をして
その事業をうまく軌道に乗せていくためには
事業内容や顧客管理を見直したりするわけだが
それらを変えようとしてはいけない
決してうまくいかない

もちろん事業内容や顧客の管理を
見直すことは大切だ
だが見直して変えるのは、
事業でも管理でもなく「あなた」の方だ

あなたの捉え方を変えるのだよ
つまり観念を変える

繰り返すが
その目の前に起こっているものは
すべてあなたの観念だ

ここを理解できれば
あなたはその世界をモノにできる
世界が小さかろうが黒かろうが関係ない
あなたの世界だ

あなたの世界は
唯一あなたがだけが変えられるのだ

自分の内側に意識を灯す

さて話を最初に戻すが
意識が外側、つまりカタチに向いておれば
あなたの中は闇となる

指よ動け、とずっと念じているようなもの
指は動かない
あなたは焦り出す
不安になってくる
そして色々なネガティブを連想させていく
そうして不幸がはじまる

そうではなく
実際に指が動くときあなたは単に観ているだけ
あなたが動かしているのではないのだ

ただ観ているとき
その意識はあなたの内側にある

面倒な仕事に手を着けるとき
仕事に意識を引っ張られては
ヘトヘトになるだろう
なかなか終わらなくなる
ついつい他のことに目が向いてしまう
ますます仕事は終わらなくなる

どちらにしても意識が外に掴まれているのだ
あなたの中が闇だから
外に光を求めてしまう

そうではなく
常に内側に光を灯すこと
これが基本だ

シンクロニシティがシンクロニシティとして
バッタバッタと場面展開している舞台裏も
わかるようになる

今回のまとめ

ではまとめてみよう

・内側に意識を灯すこと

これが大前提だ
これができなきゃ何をやってもうんざりだ

それができている上で
「やること」をやっていく

ではやっている途中で意識が
世界に掴まれ出したらどうする?
つまりあれこれ考え出して
マインドが意識を追い出したときだ

・手を止めて瞑想する

それしかない
座禅でも良いし
マインドフルネスでもいい

まあいずれ
意識が内側に定着してくる
それまでは努力が必要だ

あとは本シリーズで伝えてきたように
紙やツールなどを使い管理をしていく

・今日やるべきことを毎朝プランする
・その通りに実行する

コツとしては
決めたらすぐに取りかかることだ
時間を意識しておかないと
あっという間に過ぎていく

「さあやるぞ」と声に出し
やるべきことだけをやる

どんな小さなことでも
他のことは一切やってはならない

だからプランの前には
いつでも取りかかれるよう
部屋の片付けなり
ルーチンの消化なりを
習慣化しておく必要がある

そしてオススメする2点

・準備が整わないうちにやりはじめる
・迷ったらハイスピードで片付く方法を選ぶ

この2つが望むべき方向へ
導いてくれるだろう

ただし、内側に意識を灯すこと、
それがすべてだ

 

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Notes, タオ, マインドハック

コメント・質疑応答

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  1. ONEPOINT より:

    「内側に意識を灯すこと」
    これはすべてのベースだと思います。
    内側に意識が灯されれば外側に見えていた世界が内側に見える。

    しかし
    「準備が整わないうちにやりはじめる」
    これがよくわからない。
    Tシャツ1枚でヒマラヤに乗り込んだら凍死しますよ。

    • 自分 -涅槃- より:

      ONEPOINTさん

      そうではないよ
      準備というのはマインドの産物だ
      それは過去と未来を意味する
      準備に囚われているとき
      意識が離れてしまう
      大事なのは「いまにあること」だ

      もしヒマラヤに行く流れが起きているならば
      登山具は自然と揃っているだろう

      何にしろすべては勝手に揃うのだよ
      いまあなたがそこまで生き続けてきたようにね
      だから準備は必要ない

      つまり
      準備をしようとする意思は必要ない、ということだ

      人生にそのまま乗り込みなさい
      常に不確定でありなさい

      大海原で流れゆく船首を自分の居場所にしなさい

  2. サボ より:

    自分さん いつもありがとうございます。
    前回の課題がまだ未了ですが・・・
    気になったものであえて質問させてください。

    >・内側に意識を灯すこと

    このことがどういう意味なのかがよくわかりません。

    あとできることをやれとのことですが、治療方法の確立されてない病気を治すには、本記事の文脈でいえばどうすればいいのでしょうか?
    これが起業するとか、マンションを買うための資金作りとか資格を取るなどだと分かりやすいのですが。

    • 自分 -涅槃- より:

      サボさん

      以前も病気について言っていたね
      わたしはあなたの病気については
      わからない
      それはあなたのものだ

      色々な問合せが来るが
      わたしはヘリコプターの操縦法は知らないし
      自分が関わったこと以外は何も知らない

      だがわたしがあなたに言えることは
      ひとつだけだよ

      すべては煙のようなものだ

      見えているものも
      聞こえている音も
      あなたにまとわりついて
      起きている

      遠くの景色は遠くにあるのではなく
      あなたの目に映っているのだ
      向こうの列車の音も
      向こうにあるのではなく
      あなたのその耳が聞いているのだよ

      あなたが何かを悩んでいて
      それをどうにかしたいのならば
      それを認めることだ

      白が黒を認めるとき
      それは黒になる
      黒になったら
      黒は消える

      だがあなたが
      「あなたの現実」のルールで
      それを解釈するのならば
      何も変わらないだろう

      だからまずは
      あなたに起きているすべての物事、
      それらが一体何なのかを突き止めることだ

      そこからはじめなさい

  3. サボ より:

    自分さん ありがとうございます。

    >あなたに起きているすべての物事、
    それらが一体何なのかを突き止めることだ

    おそらくこれは「観念」をつきとめろということだと思います。
    前回の課題とつながってきます。
    さてここでの肝は、観念をつきとめることと、それを変えることだと思います。
    観念を変えるうえで何かアドバイスがありましたら教えていただけないでしょうか?

    • 自分 -涅槃- より:

      サボさん

      観念を変えるということは
      まずあなたが起こすすべてのパターンを知ること
      そこからはじまる

      いいかい、変えようとしなくていい
      知るだけだ

      例えばスーパーのレジに並んでいるとき
      おばさんが突然あなたの前に
      横入りをしてきた

      あなたはムッとする

      そこだ

      「ムッとしたもの」それがやってきたことを
      確認しなさい
      そしてそれを見ていなさい

      いままでは
      ムッとしてから、様々な妄想へと発展していった
      あなたが「ムッとしたこと」そのものになっていた

      だがそれは突然やってきたものだ
      距離を置いて見ていれば
      雲が流れるように消えていく
      ずっと眺めていなさい

      そうした日常のハプニングは
      あなたが自分が何者かと気がつけるチャンスなのだ
      つまりわざわざ起こるべくして
      それは起きている

      あなたが自分を通り過ぎるものを見ているとき
      すべての観念は「観念」となるだろう

      その境地に至ったときに
      「何かを変える必要などなかった」と気がつくのだよ

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