貧しさと優しさ

誰かの優しさに触れたとき
どうして優しいと感じられたかを
よく思い出してみよう

他人が優しいと感じるのは
その人が本当は自分の自我があるのに
それを露わにしていないことを察したときだ

日頃の己が自我的であるから
よりそう感じるのである

ところで自我を落としたその人の姿は
とても神聖なものにみえるわけだが
それはその人が光り輝いているというより
むしろその逆である

その人は個的な存在性を失い
いつもの独特な鮮やかさが消えて
そこに広がる全体の風景と
ひとつに混じり合っている

つまりその人に優しさをみるとき
そこには風景という1枚の絵だけが
飾られているというわけだ

それは貧しさといえばそうかもしれない

まるで以前まで賑わっていた商業施設が
閉館したような空虚さであり
建物の概観はそこにありながらも
内外には風が吹き抜けている

日頃あなたが自分を着飾ることや
独りよがりの豊かさを求めているならば
その人の姿はより貧しくみえ
そしてとても優しさを感じるだろう

もしその人の優しさに触れたとき
「神のようだ天使のようだ」と有難がって
その人が光り輝いてみえるというなら
それはあなたの都合でしかない

自分が得をした
自分は救われたという
己の気持ちだけがみえているからだ

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  1. imacocojin より:
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  2. akasaya より:
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