誰かの死と私の死
たしかにそこに人がいた
生活をしていた
仕事をしていた
電話をかけたり
ひとりで調べ物をしていた
だが忽然と姿を消した
いつか私も消える
たしかにこの部屋に私はいた
ポストイットのメモ書きや
動かしたばかりの窓際の花瓶など
そんな”痕跡”だけを残して
私だけがいない
だけどもどうして
私のいない世界があると
私はわかるのだろう?
Notes あなたの世界, 存在, 幻想, 悟り, 神秘, 観照
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