あなたは何者なのか(4)

人間の知性は己の意識空間に現れた様々な現象を認識する。

だがここでひとつ注意が必要なのだけども、知性が認識する前にあるその「現れ」というのは一体なにが現れているのだろうか。つまり意味が付与される前に何があるのかということだ。

いまここに椅子があるが、椅子と認識する以前にあるもの、つまり偶有性を付与するそのきっかけとなっているものは何なのだろうか。実体は実在しないことは前回に述べたが、じゃあ一体何に対して偶有性を与えているのか。

それは「わからない」のである。というより「わかったことにできない」のだ。

つまり「知る何か」である時点で知性がすでに捉えているからであり、もっといえば、それがまだ何であるかわからずとも「現れている」という時点で、すでに知性の手の内にあるのである。

この重大さを読み解かなければならない。

つまりすべての現象は知性が生み出しているのである。ゆえに冒頭の一文は訂正が必要となる。

人間の知性は「自らの知るもの」を己の意識空間を現象させる、これである。

そこにあるものを認識しているのではない。認識を与えるからそれがあるのだ。「自らの知るもの」それがあなたの意識空間に溢れかえっているのであり、この理解が現実を大きく変える鍵となる。

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