「 真実 」 に関する一覧を表示中

湯呑みを置いたとき

何十年、あなたと暮らしている母が ミカンをむきながらこう言った 「実はあなたの本当の親じゃないのよ」 一瞬呆気にとられる 「‥え?」と声を出せるまでの ほんの束 …

幸福な夜

自由になりたいとあなたはいう そこで私はこのように伝える 「この世は自ら作り出している不自由だ」 あなたはそうかと頷き 満足げな顔で去っていく ところでこの世と …

3の法則(前編)

古代から宗教や秘教などでこの宇宙の謎について、すなわち、私たちの存在について様々な解明がされてきた。それぞれの時代があって、またそれぞれの民族の価値観があるから …

人と関わっていくために大事なもの

相手の目を見れない そんなことはないだろうか まっすぐに相手をみて 話をすることができないみたいなね たとえば奥さんや旦那さん 両親や兄弟姉妹 友人や恋人同士な …

第六感をものにする

人間をものすごく抽象化してみてたら 口と肛門しかない、 いわば摂取と排泄の1本の管となる もちろん尿道口や汗腺でもいい 肺における空気の出入りでもいい つまりイ …

大きな光がゆっくりと変化を続けている

イメージしてみてほしい すごく大きな真っ暗な空間に 色のついた光がぼやっと浮かんでる ピントの合わないビデオカメラで 夜の街を撮影してるみたいに ただ丸い光が浮 …

誰もいない

歌川広重の描いた浮世絵のなかで「大はしあたけの夕立」が昔から好きでね、あの絵を眺めていると、雨の湿った匂いや豪快な雨音に取り囲まれているような感覚が開いてくる。 …

声なき残響

近くに幼稚園があるのだけども 窓には動物や花などの装飾がされている クマやウサギが笑顔で手を繋ぎ 花や星に囲まれている もちろん先生が 園児たちのために貼り付け …

私たちは何者なのか(5)

最高にワクワクする人生とはどんなものだろう。それはやはり遊びでも仕事でも恋愛でも、自分でやりたいことを作り出して、そしてそれを実践していくことだ。でもなぜやらな …

私たちは何者なのか(4)

私たちの正体は時代ごとの思考であると話してきた。思考の外側に「自然の世界」を措定したとき、その自然の世界を包む巨大なガスのようなもの、そのガスのなかで私たちは「 …

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