花とは何かわかるかい

花とは「咲いているとき」のことだ
物質の名ではない
花はいずれ枯れていく
だから咲いている間が「花」なのだよ

あなたの肉体や記憶はいずれ朽ちていく
循環という作用に流れていく

人生を体験している間が「花」なのだ
花とは体験のこと
成功も失敗もなく
ただそれを経験し見ていること
それが花だ

すべてに意味はなく
ただ咲いていること

ただ見ていること
ただ体験していること

花は枯れていく
だからそれまでの「体験が花」なのだ
何が起こっても
それが花なのだ

仏前に飾る花
それはあなたに「花」を教えている
何も苦する必要はないのだよ
そのままでそれが花なのだよ、とね

あなたがある時失敗をしたことがあり
その時の選択を悔やんでいるとしよう

では本当にその時、
失敗しなかった別の道を
選択していたのだろうか?

そう自分に聞いてみなさい

それはないのだよ
道があなたなのだからね
その選択に至るという経緯も
それを選択したというあなたの基準も
様々な出来事の混ぜ合わせで
「それをそのようにそうする」
それが決定されていた

だが過去が未来を決めているとか
自由意志があるとかないとか
そんな稚拙な話ではなくて
いまのあなた自体が「道」そのものだ
そのすべての体験のことこそが
「花が咲いている」ということだ

ただ花が咲いているのだ
咲いている中で
あなたは成功や失敗だと
カテゴライズしているが
実際は成功も失敗もない

あなたは咲いている
そして枯れていく

咲いている間を「花」という

あなたは人生を生きているのではなく
世界を見ている
ただ見ているだけ
そしてその見られている世界は
あなたの心の情景

あなたが咲いている間の情景
あなたは花
世界も花
同じ花

枯れるとき
ひとつの花が枯れる

すべては思い出
成功も失敗もなかった

拈華微笑だよ

 

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