パワースポットや神聖な場所について

今回はパワースポットや神聖な場所について解説しよう。その場所はあなたを幸せにしてくれる。だがその原理を理解しておかなければ、すぐにその効果は切れるばかりか、その場所自体の力も消え去ってしまうことになる。

実際は本来すべての場所がパワースポットであり、そしてどのような物もパワーアイテムであるといえる。自然物であれ人工物であれ、あらゆるすべてはエネルギーを持っているからだ。

言いかえればそもそもがエネルギーなのであり、それが何らかの姿として見えていることになる。だからこの宇宙全体が「エネルギーの塊である」ということだね。

あなたの肉体も同様であり、心臓や胃腸が活動しているのもエネルギーの現れであり、刻々と生滅をくりかえす細胞ももちろんそうである。

過ぎていく日々もそう。しかしいったい何が「過ぎて」いるのだろう? 現在から過去に消え去っていくように人は感じるが、実際はそうではなく、その同じ場所、同じ「いま」に、新しい何かが生まれ続けているのだ。ゆえに「永遠のいまここ」となる。

このように現実上での「見た目」をシールのように剥がしてしまえば、エネルギーに満ち溢れている光景だけがある。それを頭にいれておこう。

1.

だから私たちが見ている世界はもちろん、そしていまこうしてあなたと私が関わっていること、またあなたが家族や会社の人たちと交流していることは、貼られた「シール上だけ」でのこと、それは実体のないものなのだ。

ここでいうシールというのは「言葉の世界」のことであり、霧のようにモヤっと漂っているもの、その漂った言葉の空間の中で人間というものが存在し、人間同士の交流があり、そして人間の歴史が続いている。いわば人類史というのは仮想上の空想劇だといえる。

繰り返すが、実際にここにあるのは豊かに満ちたエネルギーの循環だけであり、その流れに乗じて言葉の世界が動いている状態にある。霧がもくもくとするのは、風や大地からのエネルギーの放射によるようにね。

エネルギーの循環は過去や未来を持たない。増えたり減ったりもしない。同じ場所で満たされ続けているだけだ。前にも話したようにキラキラと輝く銀河のようなものだといえる。

よって言葉の空想世界のなかだけが、時間の概念をもっている。それによって日々は「過ぎている」ように捉えられるが、本当は何も過ぎてなどいない。つまり言葉の世界は直線的、継時的な進行性にあり、エネルギー領域は円環的、共時的な永遠性にある。

2.

ここでの重要なポイントだが、言葉の世界に存在するあなた、つまりいまここにいるあなたは、過去の人類から引き継がれてきたデータを受け取っているということだ。あなたは誰なのかといえば、決して個人的な存在ではなく、人類が作り出してきたその一部分なのである。

あなたという個人はいない。膨大に広がる言葉の領域の「ある小さな区画」を自分として捉えているだけなのだ。

たとえば日本にいるから日本語を話すわけだが、それはあなたが望んで日本語を選択したわけではないだろう。あなたの性格や考え方もそうだ。もともとそういう風に考え「させられる」、そんな世界に放り込まれているゆえに、あなたはそう考えるしかない。

これが野球をしていることに気づかず「野球をしている」という比喩だね。あなたが他者や物を欲しいという欲望でさえも、それは純粋にあなたが欲望しているのではなく、欲望せざるを得ない状態に放り込まれているから、欲望しているにすぎないのである。

苦悩も同じであって、たとえば他者への苦悩を抱えている場合、それは苦悩させる他者がいるからだが、それはそもそも「その他者の言動を苦悩するプログラムで自分が作られているから」なのだ。よって自らのプログラム(言葉の領域の区画)に気づき、そして己自身が変わることで世界が変わるという原理はここにある。それには後述するように、言葉の世界から一旦離れた視座に立たなければならない。

だから人がどのような考え方を持って、どのような世界観をみていくかは、幼少の頃に関わった「言葉の環境」によって決定する。「自分=自分のみている世界」なのだ。あなたは世界のなかで生きているのではなく、むしろ「世界のほうこそがあなた」なのである。

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