インスピレーションについて

人生が変わるというのは、人生観が変わるということであって、大金を手に入れたとか、運命の人との出会いだとか、そういうことが必要なわけではない。

むしろ人生観が変わるから、それが結果的に大きな富を獲得できたり、素敵な出会いに恵まれたりする。もちろんそれらが幸せの前提ではなかったことにも気づくことができる。

また抱えていた問題も自然と消滅していく。たとえその物事は変わらずに残っていたとしても、以前のような深刻性はない。これまでの自分と物事の「関係性」がガラッと変わるからである。

つまり誰もがお金や出会いなど、何かを獲得することが至上の目的であるかのように生きているが、そうでなかったと気付けるのだ。

いつたどり着くのかわからなかった不安な旅路をやめて自由になれる。背負ってきた重たい荷物を下ろすことができる。だから人生観が変わるということほどリーズナブルで、そしてこれ以上に幸福になれることはないのである。

1.

じゃあ人生観というのはどのようにして変えることができるのか。まずそれには「変えよう」という気持ちにさせるほどの「新しい発想」が浮かばなかればならない。

そうでなければどれだけ新鮮な出来事が起きても、やはりいつも通りにやり過ごしていくだけだからね。

だからこれは大きな意味だけではない。

普段接している親しい人に対する自分の態度を見直そうとか、日頃の生活態度や習慣を改めようとか、仕事の取り組み方や姿勢を変えようとか、そういった身近なこともそうだ。そもそも「これまでとは違う発想」が浮かぶから、路線を変えていけるのである。

そしてまた、対人関係や生活上などの問題を抱え込んでいて、もう打つ手なし、どこにも出口がみつからなくて「八方塞がりだ」というとき、そんなときこそ「新しい観点」が隠された通路を照らし出してくれる。

つまりいかなる場合においても、人生が変わるには「新しい発想」がやってくる必要があるわけだ。

2.

しかしそれはどのようにして訪れるのだろう?

これまでの自分を振り返ってみれば、観ていたテレビや読んでいた雑誌の情報がきっかけとなったことがあるかもしれないし、友人のある一言があなたの目を覚ませたことがあるかもしれない。確かにそんなパターンが多いのだろう。

だけどもそれらは、たまたまそのときのあなたの精神面が安定しているか、前向きであるか、つまりそれを受け入れる状態にあるといった偶然的なタイミングが噛み合ってはじめて実を結ぶことになる。

だが「偶然」をあてにしている限りじゃ、人生で数度あるかないかだろう。その瞬間にあなたのハートが開いてなければ、自分を遠くへ運んでくれる大波は目の前で通り過ぎていくばかりだ。

つまりその波に乗らなければならないのだけども、そのきっかけとなる「新鮮でワクワクするもの」が、あなたのなかに自動的に浮かんでくるようでなければならない。

サーフボードは自分の中から生み出す必要があるということだ。

3.

「ちょっとまってください。それって自分が何をやりたいのか、そういうことを日頃から煮詰めて準備していろ、ということ?」

いいやそんな話をしているのではないよ。そもそもあなたが「自分で思いつくようなやりたいこと」なんて、一体どの程度のものなのだろう?

だいたいそんなことはこれまでも何度も考えきただろうし、実行もしてきたはずだ。先の八方塞がりのときだって、思いつく限りの手段を尽くしていたのではないかな。

だけども人生は変わらなかった。一時的に問題は対処できたとしても、また同じトラブルが起こりそうな気配に包まれている。つまり「いまのあなたが思いつくようなもの」とは、これまでの固定した人生での産物でしかないということだ。

だから新しい人生観を起こすには、そういうやり方では始まらないのだよ。モーセが海を割ったような奇跡は起こらない。

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