不幸の理由を知って自分を解放する

人間は常に不足感に浸されている。満たされてない様子に深く浸かりこむと神経症などの精神の不調がどんどん表に出てきてしまう。

だがその不足感とは何なのだろう。その原因は一体何であり、そして何が不足しているというのか。今回はその根源を知り、その理解のうえで自己を解放するヒントを掴んでいこう。

正常と異常

たとえば男が女を好きになること、それは正常だといわれる。だが同性愛や動物や無機物への性的なまなざしは異常として分類される。

では正常とはどのような意味を持つのか。それは人間的な本能やモラルに沿っているかどうかだと言われ、そこから外れるから異常であるとされるわけだ。ときには遺伝やら血筋やら、そういう個人の一生とはかけ離れた、解決しようもないところに原因を向けられたりもする。

ならばその人は生まれる前から異常だったのかといえば違う。遺伝的な脳細胞の損傷などのように物的な要因による障害はあるけども、今回の話のように誰もが患っている(または患う傾向にある)神経症の「不幸の種」は、私たちが正しく向き合うことで克服ができるものだ。

つまりこれは性愛だけに止まる話ではなく、いまあなたが抱えるすべての苦悩にいえることなのだ。些細なことで落ち込んだり、カッとなったり、不安に襲われたり、そうしたネガティブは一生背負っていかなくてはならないのか、つまり生まれる前から自分の人生は決まっていたのか、ということだ。

不幸は落とすことができる

先に結論を書いておくと、いまのあなたの性格や考え方、欲望の傾向などは幼年期の環境によるものである。つまり系譜的なものではない。生まれて間もない頃に親があなたにどのように関わったかで決まる。つまりあなたは「異常な人」ではない。単に汚れたままの車で走っていて「自分は汚れた存在だ」と言っているに過ぎない。

だからといって親のせいにするのはナンセンスだ。なぜなら親もその親に仕込まれてしまったわけだからね。そして後に記していくけども、このことこそが人間の素晴らしさでもあるのだ。

「じゃあ選択の余地もなく決まっていたといえるのでは」というかもしれないが、それは環境としてのもの(親のやりかた、家系や財産、風習、国籍や人種など)であり、人格として備わるものは後天的なものである。

だからそのことに気付いてしまえば変わることができる。つまり車が「汚れていただけ」であることを知り、洗車をすればいいのだよ。

欲望の正体

さてあまり局所的に話をさいてしまうとひとつの記事には収まらなくなるから、そもそもの「根源」だけに目を向けよう。

あなたが現在抱えている性質のすべては、無意識という領域に刻まれた、「幼年期に満たされなかった欲求」である。スピリチュアルではもっと広い意味で扱われることがあるけども、ここでは無意識=潜在意識と読んで構わない。

たとえば「モテたい」と常々考えていたとする。その理由はシンプルだ。それはモテたいからだ。ところが実際に異性と仲良くなったり、ハーレムみたいな暮らしに至っても、何かが違うことに気づく。つまり満たされると思っていたのに、まったくそうではない。ゆえにあなたは不安になる。自分はいったい何がしたかったのだろうかとね。

また、モテたいと思うほど異性に近寄れないという事態にはまる。格好ばかり気にして異性に注意が向けられているのにも関わらず「実際に仲良くなってどうするんだ」という冷めた感情も同居している。実はここに答えがあり、異性をものにしたいという欲望は、異性をものにできないという抑制から起きているのだ。

つまり異性に近寄れないという自らの抑圧を「モテたい」と誤認しているのであり、じゃあなぜ異性に近寄れないのかといえば、それは過去のトラウマが影響しているのだよ。トラウマについては後述する。

果てのない欲望

「お金がたくさんほしい」というのも同じだね。

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