あなたを不幸にした真の犯人を探せ

世界各地の怪事件に
突如として村中が深刻な病に掛かったり
人々が豹変して殺人鬼になったりなんてのがある

調べてみれば
近所の工場からの環境汚染が原因だったり
麻薬を密造していた排水が
村の飲料水に溶け込んでいたことが判明する

中世ヨーロッパに蔓延した
ペストもそうだったね

なにもないのにバタバタと人が死んでいく

17世期にレーウェンフックが顕微鏡で
細菌の存在を発見するまでまったく原因がわからず
そこから離れるしかなかった

“離れた人”はそれを免れた

 

自ら生み出した敵と戦ってはならない

さてこうした突然の不幸事には
必ずなんらかの原因があるわけで
それまで保たれていた調和を
乱している何かがあるということだ

あなたが人生がうまくいかない
最近イライラするというならば

たとえばペストの原因が
ネズミ(近年は他の動物ともいわれるが)を
媒介する細菌類
すなわち「みえない何か」であることを理解し

じゃあなぜそれが異常に繁殖したのか
その根本の原因を突き止めなければならない

しかしここで大事なのは
これまで人類の記憶に存在していなかった
細菌類という「概念」を
作り出して納得することではない

「原因をみつける」とはそういうことではない

人間関係に置き換えるとわかるだろうけども
そこで留まると
それとの戦いが永遠に続いていくからだ

つまりペストなら
“自ら作り出した細菌という創造物”を
攻略することではなく
その概念がそもそも生まれることになった
真の理由を探ることにある

名探偵が透徹した推理で
「真の犯人」をあぶり出していくようにね

 

みえない原因

安定して流れていたものを淀ませ
不調和を引き起こしたその要因をみつけること

いいかえればまったく無関係なところ
いま起きてる不幸の原因があるわけで

冒頭の例でいえば
「猟奇殺人の真犯人は”水”だ!」
というわけなんだ

怨恨でも財産狙いでも
なんでもなかった

最近はSNSの情報の流れで自制を失ったり
また合成添加物や抗生剤満載の食べ物で
心身のバランスを崩したりして
やがて凶行に走ってしまう人が多くいる

誹謗中傷や煽り運転なんかそうだね

彼らにとって
目の前の光景は許せたものではなく
落ち着いてなどいられなかった
それゆえに正しいことをしたつもりでいた

だが冷静になってみれば彼らはどうして
自分がそんなことをしたのかがわからない

刑事記録や記憶を辿れば
確かにそれは「自分がしたこと」だ

だけどもなぜ自分はそんなことをしたのだろう?

本当の犯人は「私ではない」と
心のなかで感じてはいるが
それをどのように理解すればよいのかがわからない

なぜならその本当の原因が
「みえないところ」にあるからなんだ

 

真の犯人を探せ

よって最近いまいち不調だというなら
ここ数日に「変えたこと」を思い出してみよう

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