自然の法則を制すればあなたは永遠に満ち足りる
すべては循環している
植物のサイクル
波のサイクル
細胞のサイクル
天候など自然のサイクルはもちろん
あなたの思考や感情
金の流れや出来事の善し悪しに至るまで
すべてサイクルがある
循環とは円環的だ
まさに巡り巡るという表現の如く
放射されるエネルギーが
発生と消滅を繰り返す
膨張と収縮から膨張
生と死から生へ
あなたが二元的だというその本質は
それぞれが対極のものではなく
サイクルの一部分を切り抜いたに過ぎない
スピリチュアルな比喩にあるような
振り子の喩えがよくない
あれは左右に行ったり来たりだ
そうじゃない
どこまでが端であるかなんてないのだよ
中心も端もない
あなたのその椅子は大きい?小さい?
より大きいもの、小さいものから見れば
その認識が変わるように
どちらでもない
「端」はないのだ
つまり二元性というものは
それそのものが単なる定義だ
事実といえば円状にひとつの輪がある
もっと具体的にいえば水中が近い
地球に陸地がなく
すべて海だったとしたら
どこが「その海の端」だといえる?
どこが「その海の真ん中」だと
いえるのだろう
幸や不幸とは
ある地点からある地点までを
「幸」やら「不幸」として
区切っているということだ
水中でエリアを区切っている
これほど愚かなことはない
つまりその「不幸」とは
「幸福」のことであり全部同じものだ
ハズレもアタリ
失敗も成功
自己啓発などの本で書かれる
失敗は成功だと思いなさい、
とは当たり前のことだ
なぜならば失敗も成功もないからだよ
すべては水中のドラマ
すなわちあなたの自覚の中で起こる
エネルギーの循環のこと
もしあなたが
自分の体の細胞周期と同じものを
目の前の出来事
幸や不幸、出会いや別れ
などに見たとき
さらに理解が深まるだろう
すべては勝手に起こっている
起こしているのはあなたの自覚だ
だが起こっていることを感じるのは
あなたのマインド
だから美味しい食べ物を食べると
あなたは良い気分になる
食べ物がそこにあることも
良い気分になることも
すべて勝手に起こっているのだ
あなたの意思とは関係なく
「マインド」も周期の結果を
見ているだけであり
あなたがいまそこで
それを「考えていること」すら
どこかの木から落ち葉が1枚落ちたことと
同じなのだ
落ち葉が落ちないように
コントロールできただろうか
それは無理だ
木の成長サイクルは
風や雨など外的なサイクルと同化する
落ち葉が一枚落ちることとが
ワンネスなのだよ
自由意思がないといわれるが
当然あるわけがない
あなたがそこで「考えていること」すら
大きなサイクルの中のひとつの流れ
あなたに新しいアイデアがひらめいたことも
それはそのサイクルの中にいるからだ
釈迦も教えるべくしてそこにいた
だからあなたがそこにいること自体が
すでにサイクルの一環なのだよ
苦しいときは苦しいのだ
楽しいときは楽しいのだ
その心をもっと見ていなさい
大切なのは
起こる出来事に一喜一憂しないこと
そこに意識を持って行かれないことだ
起こるものは起こる
だが起こしているのはあなたの自覚
あなたが自覚を見失うとき
非常に困難な人生となる
あなたが見ているものが見えている
なぜならば
見えているものが見ているものだからだ
何が起ころうと
その時に適応したことを
何も考えずにやっていればいい
金がなくなれば働けばいいし
寂しければ誰かに声を掛ければいい
なぜ働くのか
なぜ声を掛けるのか
それはそのようなサイクルが
起こっているからに他ならない
円環だから見方もなにもないがね、
まあ人間的に「見方」を変えれば
「働けるため」に「金がなくなった」のだ
「誰かと知り合えるため」に
「寂しくなっている」のだ
サイクルを見通せば
それが人生の最大のヒントとなる
「いま起こっていることは、
どういうサイクルにいるのだろう」
常にそれを意識しておきなさい
多くの場合、その出来事から受けた感情と
真逆の答えに至る
「金がなくなった、
働くにも雇ってもらえるかわからない
働く以外に金を得る方法はないか」
「毎日寂しい、みんな楽しそうに見える
私だけ仲間はずれ
誰かと仲良くなんてなれない」
だがサイクルとして見通したとき
金がなくなった、よし働ける
寂しい、よし誰かにアプローチできる
何かが起こると、何かか「できる」のだ
ネガティブもポジティブもない
単なる順番があるだけ
この連鎖
これがサイクルだよ
自然の法則であり
そこを制すれば
あなたは永遠に満ち足りるのだ
食物連鎖も地球人口も
全体でひとつのバランスなのだ
疫病であれ災害、陰謀であれ
人口が調整されていくのは
それで全体のバランス
誰かの陰謀が動くのも
彼にその思考が発生したのも
トータルとしたバランスゆえのものである
表面上は増えたり減ったりしているが
事実といえば増えも減りもしていない
そのような錯覚があるだけだ
だが間違えてはならないのは
目の前の人を見て、
「ワンネスだから、彼も私なのだ」
ということだ
そうじゃない
その捉え方がすでに
二者の境界線を引いている
あなたの自覚がワンネスなのだ
それを自覚しているからこそ
あなたがすべてなのだ
あなたの自覚がすべてを在らせている
発生も消滅もない
放射されたエネルギーを
固定した地点から眺めていれば
それが生まれ、消えていくことを目にする
だがそのエネルギーそのものの視点では
ただ「いまの状態」があるだけであり
生まれも消滅もない
「ただそこにそのようにあった」を
思考で理解したいのならば
自覚のとき
これを覚えておきなさい
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