岸辺にて

時の流れは河の流れのようなもの
そんなふうによく言われるね

まさにそのとおりだけども
じゃあ岸辺に静かに座って
流れを眺められるのかといえば難しい

なぜなら眺めようとする自分そのものが
河の流れのなかに現れているからだ

つまり考えたり思いに耽る自分は
時の流れのなかにいるわけで
じゃあ考えたり思いもない自分こそが
その岸辺に座れるのかといえば
それも正しくない

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