ぴったりの靴

無駄なものをどんどん省いていって
本当に必要なものを見極めることを
簡素というのだけども
似た言葉に質素というのがあるね

簡素のほうは
自分なりに見極めたもの
いわば厳選したものだけで十分とするのに対して

質素のほうは
そこにあるものならボロボロでも
不健康な食事でも厭わないという観点にある

だから前者は物でも人でも食事ひとつでも
それを大切にしているが
後者にはその意思が常にあるわけではない

たとえば安けりゃいいと
粗悪な食事ばかりを続けて
病気がちになったりするのは
体を大切にしようという意図が含まれていないからにある

 

取り囲むものではなく己自身からそれを見出す

さて、”質素”な生き方の対極に
贅沢や豪華という領域がある

そうした人たちは
使いきれないほどの持ち物が溢れ
人脈や稼ぎも必要以上に確保し続けている

もちろんたくさん所有していることが
当人の心の安定であるがゆえに
それらを保たせるためには
常にエネルギーを注ぎ続けなければならないからだ

だから土地にしろ稼ぎや人脈にしろ
たくさん持っているからといって
かならずしもその人が鉄壁に守られているわけではない

むしろその巨体ゆえに少しの傾きや揺らぎが
パニックになるわけで

結局そうした人たちが思い馳せるのは
「もっとシンプルに生きれたらいいのに」
だったりする

たしかにたくさん所有しながらも
シンプルに生きられてる人もいるだろう

だがそれは贅沢や豪華なのではなくて
つまりたくさん所有しているようにみえるが

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