愛された宇宙

会社に憧れの先輩がいるとしよう

気取ることなく自然体で
いつも誰からも好かれてるような
そんな人だとしようか

あなたはその人の持つ
独特の味わいや雰囲気がたまらなく好きだ

たとえば一緒に歩いていると
その人は小さな子どもや
道端の猫を見かけては足を止めて
しゃがんで目線を合わせる

そんな姿に惚れ惚れして
あなたも子どもや猫を好きになろうと努力する

いつか自分も先輩のようになりたいとね

ところが真似をするほど
なんだか演技をしてる自分に
嫌気がさしてしまう

やがては先輩も
単にいい人ぶってるだけなんじゃないのか
と考え始めたりもする

なぜってあなたも
子どもや猫は別に嫌いではないが
そこまでして接するほどの意図が
みえてこないからだ

子どもや猫だけではない

たとえば仕事の筆記用具への愛着や
デスクの整頓なんかもその人は徹底してる

会社でもその人の一角だけ
なんだか空気が違うように思える

だからといって
神経質な素振りはまったくないし
やはり「育ち」というやつだろうか

とにかくあなたはそんな先輩が好きで
自分もあのようになろうとやってるが
しかしどうにも自分がやると
胡散臭い感じになってしまうわけだ

さていったいなにが違うのだろう?
どうしてあんなに自然体でいられるのだろう?

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