潜在意識のトゲを抜く

ある家の人が
屋根裏を走り回る動物らしき物音に
いつも気を病んでいた

ネズミではない
きっとイタチだ

静かに部屋で過ごしたくても
天井を突き破って落ちてきそうな勢いで
ドタバタと走り回る

幸い寝室は離れた部屋にあって
安眠は邪魔されなかったが
やはり昼も夜もこうだと敵わない

調べてみれば
彼は天井裏を糞尿で汚し
さらには病原菌を撒き散らすとある

しかも春になると
繁殖してますます大変なことになるらしい

仕方なく天井に蓋つきの穴を開け
対策用の嫌がる臭いや
音がするたびに穴に手を入れて
強い光を当てたりしたが効果はなく

また家の周囲を見回って
出入り口らしい隙間を塞いでも
それでもどこかに秘密の穴があるのだろう
屋根裏の音が止むことはなかった

いつ次の音が鳴るのかとビクビクして
そして鳴りだしたら何も手につかない
ノイローゼ気味になりながら憎悪が募っていた

ところが国内の法律では
イタチは鳥獣保護法で守られており
無断で捕獲したり
危害を与えてはならないとある

役所に届け出れば
捕獲の檻を貸してもらえるが
その後は自分の手で遠くの山などへ
放たなければならない

しかし臭いが強烈らしく
車なんかに乗せられない
なにより凶暴で怪我でもしたら大変だ

法律で守られなければならないのは
この私なのに
どうしてこんな理不尽な思いを
しなければならないのか

だいたいいつも清潔を保ってるというのに
どうしてうちに住み着のか?

他にもいくらでも家はあるのに
なんでわざわざ
私の家に帰ってくるのか

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