神となる

あなたが出来事を流していくとき
あなたは世界最上の魔法使い
全宇宙を司る神である

あなたが世界そのものであり
世界の脈動をあなたは受け入れた
もはや「あなた」はいない
そこにいるのは
世界を手中に収めた世界そのもの
つまり神がいる
あなたのことだ

出来事を生み出す魔法使い
世界を作り出す魔法使いだ
起こるすべてを受け入れているとき
そのすべてがあなたそのものになる

だけども愚民に堕ちるのは簡単だ
世界に抵抗すればいい
そのとき
あなたは神ではない
世界に生きる人間になっている

何かを考え
何かを貫き
何かを起こそうとする

何かに恐れ
何かを夢見て
何かを求める

これらはすべて世界への抵抗である

その世界に己が見出せないから
あなたは変えようとする

一体何を「見出したい」のかね
世界はそこにある
ずっとそこにあった

世界に己を見出そうとすることとは
「世界に生きている」という
確固たる表明をしている

それはとても孤独な風景だ
あなたは無数の中のひとつで
得体の知れない何かに支配され
人生という苦の中でいつも溺れている

違う

あなたが世界なのだ
つまり「それそのもの」のこと
究極のことだ

日々起こる出来事
瞬間瞬間に起きているすべて
それらを注意深く観察しなさい
ただ見るだけでいい
心の目で見る
その指の動き
全身にまとわりつく温度
鼓膜に触れる空気

ただ見ているだけだ
それでいい

明日など永遠に来ない
常に「いま」だ
区切りはない

「いま」がただ変化する
つまり出来事が刻々と起こっていく
それを時間という区切りに置き換えている
あなたとは「いま」のことだ
「いま」とは出来事の集合体

通りを歩けば多くの人々とすれ違う
その絶妙なタイミング
その中の誰かはたまたま財布を忘れて
家に戻る途中かもしれない
別の誰かは寝坊して会社に向かっている

重なり合ったとても複雑な出来事の交点
それがあなたのことだ
あなたの生きている「いま」がそれだ
あなたには「いま」しかない
それ以外に何がある?
常に「いま」に包まれている
あなたに包まれている

あなたはあなたの中で生きている

だから出来事に抵抗することは
まさに愚の骨頂
自らを否定しているのだ
だから苦しい

出来事をただ流していく
抵抗しない
つまりどんな災難に遭おうが

どうでもよい

そういう出来事が宝なのだ
出来事から連想する不幸とは
あなたの抵抗から生まれている
つまり災難でもなんでもない
あなたが起こったのだ

いまもあなたは起こり続けている
ほら、またあなたが起こっている
右を見なさい
ほら、あなたが起こっている
あなたが作り出し
同時にあなたが経験する
永遠の自作自演劇であることに気付きなさい

出来事が至宝だ
その宝こそが
あなたなのだから

あなたがあなたの元へ還るとき
すべてを手中に収めた「すべて」になる
神となる

とても安らかで素晴らしい
敵はもういないのだから
敵は自分で作り出していたのだから

 

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コメント・質疑応答

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  1. komatta より:

    解りますが…。やっぱり痛いのは怖いのは嫌ですー。

    >>つまりどんな災難に遭おうが
    これ一言で、至福に至れない。パニックというか、
    無理だよくらいしか浮かばなくなっちゃうマス。
    教えは、ごもっとも、ごもっともと思うけど、
    それに神はあちらさんで、私はいつもいきなり驚愕ビビらせられる自我でしかないから、アホでも一応、整合性とれる論理にしがみついて安心したい。

    • -自分- 涅槃 より:

      komattaさん

      >これ一言で、至福に至れない。パニックというか、
      >無理だよくらいしか浮かばなくなっちゃうマス。

      それでいいのだよ。「無理だ」や「安心したい」が”浮かんでいること”に気付くことだ。

      それが白か黒という色味に目を向けるのではなく、「白や黒がそこにある」ということを知っていることが大事なのだよ。それはあなただけのものだ。

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