神の語りかけに気づく(中編)

 Source: Twitter @Nicola_Hume

前編からの続きとなるのだけども、さてこのスニーカーは何色に見えるだろうか?

これは去年の暮れに話題になった「色が違ってみえる靴」である。そのとおり、人によって「ピンク地に白いライン」だったり「グレー地に緑のライン」に見える。

ネット上では意見が二分して「どうしてこれが違う色に見えるのかわからない」と騒がれていた。「色が違って見えるスニーカー」などの語句で検索すれば出てくるので、家族や知人がどう見えているのか聞いてみるとよいだろう。驚きの返答が返ってくる可能性がある。

この写真は撮影時の光の具合で「そう見えてしまう現象」となったわけだが、脳がどのように捉えるかは閲覧者次第ということになる。だがこれは困った問題だね。色盲ということではなく「解釈の違い」なのだから。

つまり自分が見ているそれを何の疑いもなく当然そうだと思っているわけであって、まさか他人が違う色で見ているなんて発想すら浮かばないのである。

9.

そこでこうした原理を知るために「錯視」に関する資料をいくつか挙げておこう。

錯視については心理学、臨床神経学、実験脳科学、計算論的神経科学など、幅広い分野で研究がされている。当然それは単に騙し絵で遊ぶためではなく、この実証によって私たちが「なぜ存在しているのか」という謎に迫るヒントになるからだ。

つまり眼球が世界を見ているのではなく、世界とは脳が作り出している結果であることがみえてくる。しかも視界の「生成」には同時に発生している他の様々な脳内情報との比較、まったく無関係な過去の記憶や習慣、精神のコンディションが統合されるのであって、いまここに見えている世界とは非常に個人的なものだといえる。

だからあるがままのものを見ているなどはありえず、完全な作り物の世界、しかも限られた情報だけで世界を「作り出している」ということになる。

ではいくつかの例をみていこうか。

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