望みどおりの世界

武士道は仏教や日本古来の神道など
様々な影響を受けて形成された精神のあり方だけども

その武士道的な態度として挙げられるのは
やはり「潔さ」にある

たとえば個人主義な時代に生きる私たちは
損得勘定に強く支配されている

それゆえ社会のどこをみても”奪い合い”が
繰り広げられているわけだが

関わる相手を見誤ってしまうと
奪われたものを取り返そうとして
さらに失うことになる

何を奪い合っているかは
そのシーンごとで様々だろう

物質的なものから感情的なもの
金銭のような肉体的な生存に関わるものや
社会交流のなかで争われる精神的な生存に関わるもの

つまり何気ない会話のなかにも
常に奪い合いがあると気づくことができるだろうし
その相手も個人であるときもあれば
不可避な事件や災害だったりもする

 

引きずり込まれないためには

もちろんそんな争いには参加しないのが一番だが
それは己だけが高みの見物をするというのではない

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