確かめるように生きる瞑想
これはあらゆる状況で有効だ
- 確かめるように歩いてみる
最初はちょっと大袈裟なぐらいが
良いだろう
まるで一匹の獣になったように
周囲を見渡しながら
ノシノシと歩く
動作は大きくやりなさい
見渡すときは目だけじゃなく
首や体全体を使う
段差を超えるときも
両手でバランスを取りながら
全神経を集中する
そのように確かめるように
歩んでいく
するとあなたの中で
存在性が光を放ちだす
己が大地に出現する
肉体の重さが正しく感じられ
地球と一体となった感覚が起こる
意識的に生きる
ではその感覚を様々なことに
生かしてみよう
書店では確かめるように本を手に取る
首を傾げながら、本の感触、匂い、
指の繊細な動き、
そうしたすべてに意識を集中する
誰かといるときは
確かめるように相手の話を聞く
確かめるように自分の話をする
やがて意識を向けたものだけが残り
世界はあなただけのものとなる
そこには強烈な自在性があり
一挙一動が旋律を奏でるようになる
何が起きているのかといえば
無意識状態の解除だ
歩いたり手に取ったり、話したり
日頃のあなたは”行為の中”にいない
操り人形のように
抜け殻の状態なのだ
内側に光がないのであらゆる思念が
あなたの中に溜まり込んでくる
単なる出来事に理不尽を意味付けたりして
妄想に駆られていく
どんどんエネルギーが消耗する
世界はグレーに染まる
無意識=自動モードだ
誰もが一生を自動モードで過ごす
だから一度も生きたことがない
何かに囚われ、何かに溺れ
焦りと不安から逃げるだけの人生となる
無意識ゆえに起こる妄想性が原因だ
だから意識的に生きるとき
そうした自動モードがアンロックされる
確かめるように歩きなさい
いままでのように
周囲の目があなたを捕捉できなくなる
自分自身に還ったからだよ
それが本来のあるべき姿なのだ
Notes, 瞑想 他者, 充実感, 唯我独尊, 生き方, 瞑想, 自己想起, 自由
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前に言ってた体を意識するという事と関係あるのかな
おいらもっと髪を生やしたいんだけど・・
いや生えてない訳じゃないんだけどね
たかたかしさん
その通りだ
神の世界に通ずる扉は
その体となる
体はあなたのものではない
だから体への意識付けは
神の肌に触れていることを意味する
今回の瞑想は
簡単に意識が外から内へ転換する
あらゆる悩みが
そこに”置かれているもの”となる
習慣付けると良いだろう
そうして行為者感覚が無くなっていき自分が体を動かしているとは言わなくなるという事か
君が言っている事はどこか懐かしいね
昔は自分がやっているとは思っていなかったのかもしれない
たかたかしさん
その通り
その懐かしい感覚こそが
“真なるもの”の感触なのだよ
少しだけ誤解がある
>行為者感覚が無くなっていき自分が体を
>動かしているとは言わなくなるという事か
その見解は単なる無意識の状態に
繋がってしまう
そうではなく
行為の中に入るのだよ
すると行為そのものになる
それを制御しようとしている
自己はどこかへ消えてしまう
つまり行為自体が主体となり
あなたと対象との間にあるものだけが残る
それは潮流そのものを意味する
完全に意識は目覚めており
強烈な自在性に包まれる
幼少の頃を思い出すとき
ある年齢以前の記憶は失われている
なぜなら「自分」がまだいなかったからだ
最近このサイトに出会い、日々味わっています。ありがたいです。からだで感じています。いずれは至福の海に流れこむ川とともに川下りを楽しんでいます。けっして上流に向かって泳ぐようなまねはしないです。到達する前に既に至福。出発地点も到達地点もどうせ同じ。自分の本質は時空を超えて常にここにあり、完璧で完了しています。肉体がいつ去っても、今していることが未完成でも、大丈夫。もう少し家の改装をしたいという願望がありますが、それもゆっくりやろうと、自分で建てたこの家でイメージしています。たまにお風呂にゆっくり入っているような錯覚に落ちます。至福風呂です。
カツミーゴさん
来てくれてありがとう
理解が開いているようだね
あなたがそうであるとき
多くの人に影響が起こる
だがいずれは備えた知識も捨てるよう
努めることだ
そうしてあなたは
“未成熟”に戻ることができる
あなたの「川下り」という表現に
インスピレーションを流しておくよ
ランボーの「酔いどれ船」の一節
「無情な大河を下ってゆくなか、
俺はもう船曳きの支配を感じていなかった」
詩の「俺」は個人ではなく
船そのもの
つまり船曳きたちを含めた
現実の一切に溶けている
船曳きは去ったのではない
そこにいるのだ
だが総体というマトリクスを
「船」は感じていた
ただ循環に流れるがまま
誰と関わろうが
誰も何もしていない
詩だから解釈はそれぞれあるがね
行き着く先はどれも同じ
彼は当時17歳だが未成熟ゆえに
素晴らしい詩を残している
彼は「見る者」だった
つまり観照のエリアにいた
あなたが積み重ねたエゴを捨て
“未成熟”に還り
そこに到達するとき
本書は消える